FCバルセロナとジョアン・ラポルタは、来季のチームを飛躍的に向上させるだけでなく、レオ・メッシに青とえんじのシャツを着続けることを納得させる素材を探している。 その一つとして新たな9番を探しているが、ここ数日の間に、ハリー・ケインの名前が強…
FCバルセロナとジョアン・ラポルタは、来季のチームを飛躍的に向上させるだけでなく、レオ・メッシに青とえんじのシャツを着続けることを納得させる素材を探している。
その一つとして新たな9番を探しているが、ここ数日の間に、ハリー・ケインの名前が強く聞こえてきた。経験豊富で質の高いトッテナムのストライカーは、ノース・ロンドンから離れることを希望しているが、交渉に妥協を許さないことで知られる会長のダニエル・レヴィは、国内リーグへの放出を拒否する権利を課しているようだ。
低迷するチームに嫌気 ケインがトッテナムからの移籍を希望か
その意味で、FCバルセロナが候補地として浮上した。英紙『Express』によれば、トッテナムの環境と接触したバルサが、交渉を開始するための「優先権」を持つことになるようだ。また、いつものようにレアル・マドリーもイングランド代表ストライカーに注目している。
最新の報道では、セルヒオ・アグエロの退団やエルリング・ハーランドの複雑なオペレーションを前に、「9」の保証を求めていたマンチェスター・シティがケイン獲得レースをリードしているとされていたが、『Manchester Evening News』が指摘したように、スパーズの会長はペップ・グアルディオラのチームに門戸を閉ざした。
トッテナムの屋台骨として何年も支え、2019年にはチャンピオンズリーグの決勝まで勝ち進むもタイトルとは無縁のハリー・ケイン。ここ数年間は退団を匂わせる発言もしており、クラブの限界を感じているのは事実だ。ジョゼ・モウリーニョ体制2年目は、すでにヨーロッパリーグから敗退し、リーグ戦ではヨーロッパ圏外の6位に甘んじている。欧州主要大会への出場を逃せば、ケインの退団が加速する可能性は十分にあるだろう。
この事実は、ポルトガル人監督の解任を引き起こす可能性もあり、ケインと並ぶスター選手であるソン・フンミンの去就も注目されている。韓国代表FWはヨーロッパの複数のビッグクラブから指名を受けている。
“スリー・ライオンズ”のストライカー兼キャプテンには、いくつかの意見やアドバイスが寄せられている。1つ目は、彼の元監督であるハリー・レドナップが、「もしレアル・マドリーやバルセロナが彼のドアをノックしてきたら移籍を考えるべきだ」とアドバイスした。一方で、アーセン・ベンゲルは、「トッテナムは野心的になれる立場にあり、現在のリーグ戦の順位で判断すべきではない」と反対意見を述べている。
27歳と脂の乗り切ったケインは、ノンストップでゴールを決めてきた。プレミアリーグで7年連続15ゴール以上を記録、そのうち3度は25ゴール以上をマークしている。2017/18シーズンの30ゴールが最高記録である。トッテナムで327試合に出場して215ゴールを記録している。また、今シーズンはラストパスの能力も目立っており、プレミアリーグだけでも13アシストを提供している。
チャンピオンズリーグでは、4シーズンという少ない出場回数にもかかわらず、24試合出場で20ゴールと3アシストを記録している。
ハリー・ケインは、ずば抜けた得点能力とプレービジョンを持った現代サッカー界でもっとも完成されたストライカーといえる。また、リーダーシップと守備への献身も彼の魅力の一つである。