「アントラーズと継続して一緒に仕事ができることを、非常に嬉しく思います」

ジーコ氏のこの言葉は、新年早々サッカーファンを中心に拡散された。2日、鹿島アントラーズのクラブ公式サイトやSNSなどでジーコ氏のテクニカルディレクター(TD)2020シーズン続投が発表され、話題を集めた。

鹿島アントラーズは昨年7月17日、ジーコ氏がテクニカルディレクターに就任することを発表し、契約期間は2018年12月31日までとしていた。2020シーズンも主な役割は、クラブの現場に帯同しながらチーム編成や強化に関するサポートを行っていく。

ジーコ氏は、1953年生まれ。1992年から1994年まで鹿島でプレーし、J1リーグ通算23試合14得点、リーグカップ通算13試合7得点、天皇杯通算6試合3得点を記録した。

現役引退後は1996年から2002年まで鹿島のTDを務め、1998年にはブラジル代表のテクニカルコーディネーターも担当。1999年に鹿島の総監督を務め、2002年から2006年にかけて日本代表を指揮して2006 FIFAワールドカップ ドイツ出場に導いた。

以後はフェネルバフチェ(トルコ)、FCブニョドコル(ウズベキスタン)、CSKAモスクワ(ロシア)オリンピアコス(ギリシャ)、イラク代表、アル・ガラファ(カタール)、FCゴア(インド)と、各国のクラブと代表チームで監督を歴任。そして今回、再び鹿島でTDを担当することとなった。鹿島へのクラブ復帰は16年ぶりだった。

同じく、アントラーズの2020シーズン新体制についても発表された。

指揮官に迎え入れるのは、ザーゴ氏(新監督就任)。コーチングスタッフには、ダ・シルバ氏、ロドリゲス氏、デ・オリヴェイラ氏の3氏が加入するという。

さらに、2020年シーズンのチーム始動スケジュールが発表され、来週1/8(水)からチームが始動する鹿島。さらに、チーム始動から数日後の1/10(金)からは、宮崎キャンプをスタートするという。

元日・天皇杯決勝の悔しさは、オフ返上で動き出す。

2020シーズンの鹿島アントラーズは、今よりもっと強く、そして鹿島サッカーは向上するはずだ。かつての指揮官・オズワルド・オリベイラ氏は、試合後の会見で印象的な言葉を残していた。

「選手の誰がピッチに出ても、常に鹿島のサッカーができる。それが鹿島だ」

鹿島のサッカーは、オリンピックイヤーの2020年も進化を続けるだろう。ただし、それはかつてないほどの茨の道かもしれない。数ヶ月後、鹿島サッカーの全ては、Jリーグのピッチで表現される。そして、J1全てのクラブが2020シーズンの鹿島アントラーズを警戒してくるはずだ。

文/スポーツブル編集部