24日、J2第42節が各地で行われ、2019シーズンの最終順位が確定した。 千葉県千葉市のフクダ電子アリーナでは、栃木SCがJ2残留を決めている。 「なんとか頑張れ、ター坊頑張れ!と言ってくれた人がいる。選手が頑張ってくれたから(この涙…

24日、J2第42節が各地で行われ、2019シーズンの最終順位が確定した。

千葉県千葉市のフクダ電子アリーナでは、栃木SCがJ2残留を決めている。

「なんとか頑張れ、ター坊頑張れ!と言ってくれた人がいる。選手が頑張ってくれたから(この涙は)汗です。そして、栃木サポーターが本当にパワーをくれた(栃木SC/田坂監督)」

試合後の16時9分、記者会見に応じた指揮官の目には涙が溢れた。

「これは汗です(栃木SC/田坂監督)」

千葉戦のターニングポイントは、大黒の投入時だったという。

「オグリをどのタイミングで入れるか?流れの勘です。彼にしては(スタメンではないから)本位ではないかもしれないが(栃木SC/田坂監督)」

笛が鳴った瞬間の指揮官の想いを尋ねたところ、他会場の結果を気にして試合終了後も慌ただしい状態だったという。なんと残留を確信したのは、アウェーに乗り込んだ栃木サポーターの歓声で気づいたらしい。

「内容は大したことない、勝つためのサッカーを求めた。誇れる順位ではない、内容は正直覚えてない(栃木SC/田坂監督)」

安堵の涙を流した指揮官の挑戦は、今日からも続いていく。

栃木が最終節で残した奇跡の残留は、2020シーズンへ繋げていかなければならない。

取材・文/スポーツブル編集部