プロボクシグWBC世界バンタム級王者井上拓真（29＝大橋）が約1年1カ月ぶりの世界王座返り咲きから一夜明けた25日、横浜…
プロボクシグWBC世界バンタム級王者井上拓真（29＝大橋）が約1年1カ月ぶりの世界王座返り咲きから一夜明けた25日、横浜市内の所属ジムで父真吾トレーナー（54）大橋秀行会長（60）とともに記者会見に臨んだ。24日、トヨタアリーナ東京で那須川天心（27＝帝拳）との同級王座決定戦で3－0の判定勝利を挙げ「世界王座に返り咲いたというよりも、強敵である天心選手に勝てたことが1番うれしい」と笑顔。那須川にキャリア初黒星をつけた男となったことにも「うれしいですよ」と口にした。
試合後、バッスクテージの控室前で那須川と2人で話した内容も明かした。井上は「お互いのパンチが当たらなかったとか、こっちで当たらなかったという話をした後、最後に『1発、蹴っていいですか？』と言われたので、それだけは勘弁！というような雑談をしていました」と報道陣を笑わせるエピソードを披露した。
25日早朝から地上波の情報番組に出演していたこともあり「一睡もしていない」と苦笑。空き時間にはヘアに金色のメッシュを入れたスタイリングに変更し、リフレッシュしたという。大橋会長は「初防衛戦に関してはまだ未定」と説明すると、井上は「自分としては盛り上がるカードをやっていきたい。会長から話があれば、誰でもやっていきたい」と決意を新たにしていた。【藤中栄二】
