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 6月20日、「FIBA女子アジアカップ2025」に向け、中国へ遠征している女子日本代表と中国代表との強化試合が開催。2戦目は61-93での黒星となり、92-101で惜敗した1戦目のリベンジは逃す形となった。

 初戦に続き、若手主体のメンバーで一戦に臨んだ日本。先発には栗林未和、今野紀花、川井麻衣、薮未奈海、野口さくらが名を連ねた。試合序盤から中国のインサイドアタックに苦しめられた日本は、奥山理々嘉らを中心にアウトサイドで応戦。23-26の3点差で最初の10分間を終えたが、続く第2クォーターは攻防で後手に回り、31-51の20点差でハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると日本は息を吹き返し、薮や舘山萌菜らが要所で3ポイントシュートを沈めていく。49-73で迎えた最終クォーター、日本は再び中国のペイントアタックに苦しめられるも、持ち味の強気なシュートセレクションは継続。最後は星杏璃がレイアップをねじ込み、最終スコア61-93で日本の黒星となった。

 2戦目では、ベンチスタートの藤本愛瑚がチームハイ8得点を挙げ、今野、奥山、栗林も7得点をマーク。ゴール下をけん引した栗林はリバウンドやアシストでも貢献し、追い上げを図るチームの支えとなった。

 中国での2連戦を終え、7月3日・4日には三井不動産カップ2025(東京大会)でデンマークと対戦する日本。強豪国との対戦では必須となる“高さ”への対応も含め、強化試合で見つけた改善点を一つでも多く克服してもらいたい。

■試合結果

日本 61-93 中国

JPN|23|8|18|12|=61

CHN|26|25|22|20|=93

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