6月…
6月14日(現地時間13日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが自身のX(旧Twitter)やInstagramのアカウントを通じて公開した動画が話題を呼んでいる。
10秒にも満たない動画の中で、レブロンは正装に身を纏い記者会見に応じている。記者からの「レブロン!引退の噂は本当ですか?その後は何を?」と質問を受けて、レブロンがマイクに向かい身を乗り出した瞬間に画面が暗転し動画が終了する。
動画のキャプションで、レブロンは以下のようにコメントしている。
「同じ質問を僕自身にずっと問い続けてきた…」
キャプションの末尾には、考えるポーズと自身の愛称“キング”を指す王冠の絵文字が並んでいる。ここ数年、キャリアに残された期間が残り少ないことを本人が何度か仄めかしてきただけに、“引退”という単語が使われたこの動画は様々な憶測を呼んでいる。
もっとも、キャプションにはコメントや絵文字に並び、この動画が何らかの広告であることを示す「#ad」が記載されていることからも、これが本当の記者会見ではないことが分かっている。一方で、動画の投稿から約1日経った15日時点では、この動画の続報がなく、何の広告であるかもはっきりしていない。
引退表明といえば、レブロンに近しい選手たちが自身の引き際を宣言した事例がある。同じレイカーズの英雄である故コービー・ブライアントは、2015年11月30日に「親愛なるバスケットボールへ(Dear Basketball)」と銘打った文章を公開し、2015-16シーズンを以て現役から退くことを発表した。また、レブロンがマイアミ・ヒート在籍時に共闘したドウェイン・ウェイドは、2018年9月17日に「最後のダンス(One Lase Dance)」というタイトルの動画をYouTubeに公開し、2018-19シーズンを最後に引退することを表明していた。
果たして今回の動画は、コービーやウェイドのように来たるシーズンをラストランとするための宣言となるのか。はたまた単なる製品や企業の広告で終わるのか。ファンにとってはどちらともつかない歯がゆい内容だが、まずは続報を待ちたい。