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今シーズンのニューヨーク・ニックスは、イースタン・カンファレンス3位の51勝31敗でレギュラーシーズンをフィニッシュ。「NBAプレーオフ2025」ではファーストラウンド、カンファレンス・セミファイナルを突破し、2000年以来初のカンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだ。
インディアナ・ペイサーズとのシリーズを2勝4敗で終え、NBAファイナル進出まであと2勝に迫ったチームは、6月4日(現地時間3日、日付は以下同)にトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)を解任。
5シーズンで指揮を執ったシボドーHCの下、ニックスはプレーオフへ4度進出したほか、レギュラーシーズンで2シーズン連続の50勝以上をマーク。3シーズン連続でカンファレンス・セミファイナル進出を飾っていた。
オールスターデュオのジェイレン・ブランソンとカール・アンソニー・タウンズに加え、OG・アヌノビーやミケル・ブリッジズ、ジョシュ・ハートらを擁するチームは、ここ数日にシボドーHCの後任候補として他チームの現職HCたちとの面談をオファーするも拒否。
『ESPN』をはじめとする複数の現地メディアの情報をまとめると、ニックスはダラス・マーベリックスのジェイソン・キッドHC、ヒューストン・ロケッツのイーメイ・ユドカHC、ミネソタ・ティンバーウルブズのクリス・フィンチHC、アトランタ・ホークスのクイン・スナイダーHC、シカゴ・ブルズのビリー・ドノバンHCへの面談を求めるも、いずれもチームから断られる結果に。
そうした中、『The Athletic』は13日に新たな2名の候補を報道。今シーズン序盤にサクラメント・キングスから解任されたマイク・ブラウン、今シーズン終盤にメンフィス・グリズリーズから解任されたテイラー・ジェンキンズが浮上しているという。
55歳のブラウンはクリーブランド・キャバリアーズ(2度)、ロサンゼルス・レイカーズ、キングスで指揮官を務め、最優秀コーチ賞に2度選ばれた実績を持ち、40歳のジェンキンズはグリズリーズで約6シーズン指揮を執り、プレーオフに3度導いてきた。
シボドーHCの後任に経験豊富な指揮官を求めるニックスが、次期HCの座を誰に託すのか。今後の動向にも注目していきたい。