【FIFAワールドカップ・アジア予選 最終予選 日本代表VSインドネシア 2025年6月10(火19:35キックオフ】 …
【FIFAワールドカップ・アジア予選 最終予選 日本代表VSインドネシア 2025年6月10(火19:35キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■代表デビュー戦となった「左サイド」の2人
今回は堂安律が不在で、背番号10となった久保建英。加えて、この試合で遠藤航はスタメンに名を連ねたが、久保がキャプテンを務めた。
左サイドで縦の関係となった鈴木淳之介と三戸舜介は、ともに代表デビュー戦。約束事を守りつつ、徐々に本来の強みを発揮していった。
押し込まれ続けるインドネシアはカウンターを狙うが、高井幸大や佐野海舟らがその芽をつみ取り、日本ペースが維持された。
3-0で前半を終えると、後半もパワーバランスは変わらず。
55分に森下龍矢が追加点を奪うと、58分には町野修斗にもゴールが生まれ、試合の行方は揺るがぬものとなった。
■ドリブル突破から「細谷真大のゴール」を演出
大差となってからも途中出場の選手たちが結果を求めて攻め続けた。
中村敬斗には決定的な場面が2度ほど訪れたが、この日は決めきれず。
6月シリーズ前まで代表16試合で8得点と、高い確率でゴールを決め続けている“シュートの魔術師”だけに、得意とする左斜め45度からのシュートは決めてほしいところだったが、所属するスタッド・ランスと欧州王者パリ・サンジェルマンとのカップ戦決勝、降格プレーオフ2試合での疲労が、シュートの精度を鈍らせたのかもしれない。
佐藤龍之介と海舟の弟である佐野航大は、途中出場で代表デビューを果たした。
終盤にスタジアムを沸かせたのは俵積田晃太。80分にドリブル突破から細谷真大のゴールを演出し、スコアを6-0とした。
今回の6月シリーズで好パフォーマンスを見せた佐野海舟と町野修斗。彼ら海外組の中でも代表での生き残りをかけた熾烈な争いが続くが、国内組は、海外組のいない7月のE-1選手権が貴重なアピールの場となる。
アジア最終予選が終了し、サバイバルは残り約1年となった。
■試合結果
日本代表 6-0 インドネシア代表
■得点
15分 鎌田大地
19分 久保建英
45+6分 鎌田大地
55分 森下龍矢
58分 町野修斗
80分 細谷真大