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6月12日、「2025 NBAファイナル パブリックビューイング in 東京」が行われ、特別ゲストに現役NBA選手のジャレット・アレン(クリーブランド・キャバリアーズ)と富永啓生(レバンガ北海道)が登場した。
ハーフタイムと試合後に会場に詰めかけたファンとの交流を楽しんだ富永とアレンがイベント終了後、メディア対応を行った。この日の朝5時に日本に着いてすぐにイベントに臨んだアレンはファイナル第3戦の感想を聞かれ、「ファイナルは本当にバスケットボールの頂点だと思っていて、すべてのチームがそこに到達するために、シーズンをプレーしています。自分としてもいつかはそこに立ちたいという気持ちがさらに強くなりました」と、刺激を受けた模様だ。
一方、自身、ペイサーズの下部組織、マッドアンツでプレーした富永は試合を見て、ますますNBAプレーヤーになることを強く思ったという。「身近で見てきた選手たちが、こうしてNBAファイナルに出ていることに刺激を受けますし、近い存在だったからこそ、この舞台に立ちたいと強く思いました」と、こちらも決意を新たにした。
初来日となるアレンは「ネットで色々なことを調べてきました。日本はものすごく伝統的な面とモダンな部分が混ざり合っている感じでしょうか。興味深いです。お寺があったと思えば、近代的な技術が発展している部分があったり、ポケモンのようなオタクの文化があるのも面白いと思います」と、このあとのスケジュールを楽しみにしている様子だ。
常に柔和な表情でメディアとの受け答えをしていたアレンの表情が引き締まったのは、富永がNBA入りするために何が必要かとアドバイスを求められたとき。「富永選手はシューター、自分はビッグマンとポジションは違いますが、試合中にボールを保持する時間が長いというわけではという共通点があります。だからこそ、細かいところや泥臭いプレーをしっかりやらないといけないと思います。そういうところをしっかり見てくれる人がいるはずなので、きっちり遂行していくことが重要だと思います」
先日、NBA入りするためにレバンガ北海道入りを決意したという富永は、「素直にやっぱワクワクしている気持ちがたくさんあります。6年間アメリカでバスケしてきて、日本のファンの皆さんの前でプレーする機会は代表戦以外はなかったので、自分としてもすごく楽しみにしています。期待に応えられるようにやっていきたいですし、本当にファンと一体となって、北海道を盛り上げたいという気持ちでいっぱいです」と、前を向いた。
【動画】ジャレット・アレン NBAプレーオフ2025杯愛と