米プロバスケットボールNBAの年間王者を決めるファイナル(4戦先勝方式)第3戦のパブリックビューイングが12日、東京都…

 米プロバスケットボールNBAの年間王者を決めるファイナル(4戦先勝方式)第3戦のパブリックビューイングが12日、東京都内の映画館で行われ、今季のレギュラーシーズンで東地区1位だったキャバリアーズのセンター、ジャレット・アレン(27)と、NBA入りを目指してBリーグの北海道と契約した富永啓生(24)がゲストとして登場し、会場を盛り上げた。

 ファイナルは、キャバリアーズを倒すなどして東地区を制したペーサーズと西地区優勝のサンダーの顔合わせ。この日の第3戦はホームのペーサーズが接戦を制し、2勝1敗とリードした。

 富永は「(ペーサーズの)トッピン選手のダンクが印象的だった」と第3戦を振り返り、アレンは勝者のセンターとしていぶし銀の活躍を見せたターナーの名を挙げ、「彼がペイントエリア内を死守したことが大きかった」と評価した。

 富永は米ネブラスカ大でエースとして活躍したものの、NBA下部のGリーグではなかなか出番をつかめなかった。ペーサーズの下部チームに所属していただけに、「親近感の湧く」メンバーたちの活躍に刺激を受けたようだ。「NBAは自分が目指している場所で、そのためにBリーグに戻った。このレベルに一歩でも早く到達できるように頑張っていきたい」

 NBAオールスターに選ばれたこともあるアレンは「僕のようなビッグマンや、君のようなシューターはボールに触れる回数が少ない。だからこそ、普段の泥臭い仕事が必要になる。そういう姿を必ず見てくれる人がいるので、心がけて欲しい」と、富永に助言を送った。(野村周平)