M-1王者たちを童心に帰らせたのは、ドイツのいぶし銀チームが初めて欧州制覇を成し遂げた伝説の試合だった。【映像】デル・ピエーロ&リッケンの「超絶ゴラッソ」 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝に向けた『WOWOW』と『ABEMA de W…

 M-1王者たちを童心に帰らせたのは、ドイツのいぶし銀チームが初めて欧州制覇を成し遂げた伝説の試合だった。

【映像】デル・ピエーロ&リッケンの「超絶ゴラッソ」

 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝に向けた『WOWOW』と『ABEMA de WOWSPO』のスペシャル番組「チャンピオンズリーグダイジェスト!特別編」では、CLで語り継がれてきた名場面をランキング形式で紹介。番組MCの薮宏太氏、解説の林陵平氏、元日本代表DFの槙野智章氏、2022年のM-1グランプリ王者ウエストランドの井口浩之氏、番組スタッフの思い入れのあるシーンも加えたベスト10を振り返った。

 第7位にランクインしたのが、28年前の1996-97シーズン決勝。タレント力で見劣りして前評判の低かったドルトムントが、MFジネディーヌ・ジダン、FWクリスティアン・ヴィエリ、FWアレッサンドロ・デル・ピエーロ、FWアレン・ボクシッチなどスター選手が揃うユヴェントスを打ち砕いて初優勝を飾った一戦だ。

 当時の試合映像を見ながらも盛り上がる中、出演者たちがまず興奮したのは、2点ビハインドのユヴェントスが反撃の狼煙を上げたゴールだ。64分、ジダンのパスを受けたボクシッチがボックス左から折り返すと、当時23歳のデル・ピエーロがバックヒールで流し込んだ。技あり弾に槙野氏が「うまっ!」と驚き、井口氏も「これは凄いな」と続いた。

 さらに、その直後のシーンにスタジオはさらに沸騰。当時20歳で、後にドルトムント一筋のレジェンドになるMFラース・リッケンが、途中出場でピッチに立ったなんと16秒後、ゴールまで約25mの位置から美しすぎるループシュートを決めたのだ。この試合のファーストタッチでのゴラッソには、「16秒でこれ!」「これを決勝でやりますか!」「うっま!」「リッケンなー」などの声が上がった。

 懐かしのVTRを視聴後、井口氏は「チャンピオンズリーグをちゃんと意識し始めたのが中学生の頃で、当時のユヴェントスのユニフォームを持っていました。今も持っていますよ」とコメント。それを聞いた林氏から持参しなかった理由を聞かれると、「デル・ピエーロが着るとかっこいいんですけど、僕が着たらテリーマンの弱いヤツみたいになる(笑)」と自虐ネタで笑いを誘った。

 準々決勝2ndレグが4月16-17日開催と2024-25シーズンのCLもいよいよ佳境。新たな伝説となるようなシーンに期待したい。

(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグダイジェスト!)