【明治安田J1リーグ】清水エスパルス 1-1 川崎フロンターレ(4月12日/IAIスタジアム日本平)【映像】乾貴士が「ノールック股抜きパス」でPK誘発 清水エスパルスのMF乾貴士が、ノールックの股抜きパスを通してPKを誘発。36歳になっても…

【明治安田J1リーグ】清水エスパルス 1-1 川崎フロンターレ(4月12日/IAIスタジアム日本平)

【映像】乾貴士が「ノールック股抜きパス」でPK誘発

 清水エスパルスのMF乾貴士が、ノールックの股抜きパスを通してPKを誘発。36歳になっても衰え知らずの技術と独創的なアイデアが話題となっている。

 J1リーグ第10節の川崎フロンターレ戦、60分のことだ。生粋のファンタジスタがピッチ上に魔法をかけた。乾は相手陣内の左サイドでこぼれ球に反応すると、タッチをワンテンポ遅らせるトラップで川崎のDF高井幸大の重心を横にずらす。そして、中央に一瞬だけ目をやると、目線を横に戻し、ノールックで右足をコンパクトに振った。

 ボールはファーストタッチ時の動きで空いた高井の股を抜け、ボックス内で待つFW北川航也へ。川崎守備陣の完全に虚を突き、MF河原創に倒された北川がPKを獲得した。実況・蓮見直樹氏は「乾から北川にズバッと入ってPK」と伝えると、解説・永井雄一郎氏は「このボールですよね。しっかりと相手の急所を乾選手は見ていました」と称賛した。

 局面を打開した乾のパスにはサッカーファンも注目。SNSでは、「ホントに凄い選手」「違う方向見ながらパス出してた」「隙を見逃さない乾貴士」「錆びつかないなあ」「やべえな」「レベルが違う」「なんやねんあのパス」など、ワールドカップでも活躍した元日本代表MFのテクニックに酔いしれていた。

 異次元とも言える乾のプレーが起点となって獲得したPKは、北川がきっちり決めて先制に成功。しかし、清水はその6分後に失点し、試合は1-1の引き分けに終わった。

(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)