横浜FMが14日、J1第12節の清水戦(16日・日産スタジアム)に向けて横須賀市内で全体練習を行った。 公開された冒頭ではランニング、パス練習などが行われ、その後は非公開で調整。3月16日のG大阪戦(2〇0)で今季初勝利をマークして以降、…

 横浜FMが14日、J1第12節の清水戦(16日・日産スタジアム)に向けて横須賀市内で全体練習を行った。

 公開された冒頭ではランニング、パス練習などが行われ、その後は非公開で調整。3月16日のG大阪戦(2〇0)で今季初勝利をマークして以降、岡山戦(0●1)、名古屋戦(0●2)、東京V戦(0△0)、川崎戦(3△3)、福岡戦(1●2)と5戦未勝利で降格圏の18位と苦戦が続いており、中3日で迎えるホームでの一戦は今季2勝目となる勝利が求められる。

 練習後に取材に応じたFWアンデルソンロペスは「今は自分たちみんなにとって難しい時期を迎えている所で、自分たちとしては監督の求めることを一つひとつやるようにして、全員で同じ方向に向かってやっていくしかないかなと思っています」と、チーム一丸で現状打破を目指していく覚悟を示した。

 そのために、エースがゴールを決める。2年連続得点王に輝きながら、今季は8試合でPKでの1得点にとどまる。それだけに、清水戦に向けて「やっぱりゴールを決めないといけないですね。それが自分のチームの中での役割だと思っているので、まずはしっかり得点を決める。それだけだと思っています」と決意を示した。

 取材の中では、自身に届くサポーターからの声についても言及。「サポーターの声とかで、ロペスがプレッシャーをかけていないとか、そういう声が出ていると思うんですけど、それは自分がやりたくないではなく、特にここ何試合かそうなんですけど、チームの方針として全部が全部行くものではないという形で、自分はチームとしてやるべきことをやってきているということだけを一言伝えたいなと思います。自分としては前から行くのであれば、ガンガン次から次へ行くつもりではあります。ただ、チームのやり方もリスペクトする中で今の形になっています」と説明した。現代サッカーではFWの選手にも守備が求められるが、アタッキングサッカーの最前線でゴールを量産する姿こそチームの誰もが求めるアンデルソンロペスの姿でもある。苦境の今だからこそ、チームを勝利に導くエースのゴールが見たい。