バレーボールの国内最高峰リーグ「大同生命SVリーグ」は都内で14日、レギュラーシーズン(RS)上位チームで初代女王を争うチャンピオンシップ(CS)に向けた会見を開き、女子の出場8チームが出席した。 計44試合を戦ったRSで優勝したのは大阪…
バレーボールの国内最高峰リーグ「大同生命SVリーグ」は都内で14日、レギュラーシーズン(RS)上位チームで初代女王を争うチャンピオンシップ(CS)に向けた会見を開き、女子の出場8チームが出席した。
計44試合を戦ったRSで優勝したのは大阪MV。主将の田中瑞稀主将はCSに向け「RSはいろんな選手が出ても1位で通過することができた。この結果を自信に変えて、目の前の1戦、1点にフォーカスして、初代女王を目指して頑張っていきたい。RSと変わらず1点にこだわっていきたい」と意気込んだ。ホームで臨むCS準々決勝(19日~、大阪)では、RS8位のAstemoと対戦する。昨季前身Vリーグではレギュラーラウンドで全勝1位通過を果たしたが、決勝でNEC(現NEC川崎)に1―3で敗れており、雪辱の思いに燃える。
昨季Vリーグ覇者でRS2位のNEC川崎の沢田由佳主将は「常に成長し続けて、強みであるオフェンスにつなげるためにもチーム全員で攻め続けます。ホームで試合ができるということで、スタッフとクルー(ファン)とともに戦い続けます」と“3連覇”へ気持ちを高めた。パリ五輪代表主将の古賀紗理那さんが昨季限りで引退し、リベロの小島満菜美が海外に移籍。今季は23歳の佐藤淑乃が新エースとなり、RSで総得点は日本人最多の895得点をマーク。準々決勝(18日~、神奈川)ではRS7位の東レ滋賀と激突する。
RS3位のSAGA久光の栄絵里香主将は「佐賀に移って2季目。毎試合、多くのお客さんに足を運んで頂けるようになった。佐賀県の皆さんにも恩返しできるように頑張りたい」と意気込み。準々決勝(20日~、佐賀)は、パリ五輪代表の井上愛里沙、宮部藍梨、今年の日本代表に選出された18歳の秋本美空が在籍するRS6位の姫路と戦う。
RS4位のデンソーの川畑遥奈は「福島県に拠点を移し、44試合タフなシーズンだったけど、4位でCSに迎えられることをうれしく思います。チーム全員で戦っていきます」と力を込めた。準々決勝(18日~)は、改修工事を経てグラウンドオープンした福島・郡山市の宝来屋ボンズアリーナでRS5位の埼玉上尾を迎え撃つ。
上位8チームで争うCSは、2戦先勝制で行われ、1勝1敗の場合のみ3試合目を行う。準々決勝と準決勝はRSで上位チームのホームゲームで行い、決勝は5月2~4日に東京・有明アリーナで開催される。