◇メジャー初戦◇マスターズ 最終日(13日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)優勝したロリー・マキロイ(北アイルランド)と最終組でプレーしたブライソン・デシャンボーは通算7アンダーの5位に終わった。首位に…

ブライソン・デシャンボーはマスターズ初制覇を逃して5位フィニッシュ

◇メジャー初戦◇マスターズ 最終日(13日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)

優勝したロリー・マキロイ(北アイルランド)と最終組でプレーしたブライソン・デシャンボーは通算7アンダーの5位に終わった。首位に2打差の2位からスタートし序盤に単独首位に立ちながら、3バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「75」。マスターズ初制覇はお預けになった。

グリーンジャケットには確かに袖を通しかけていた。出だし1番でダブルボギーをたたいたマキロイにいきなり並び、2番(パー5)で初バーディ。早々に単独トップが入れ替わり、オーガスタの空気は一変した。

大歓声を背に最終組で戦った

デシャンボーは「最高の気分だった。コントロールできていると感じた」と思ったという。その矢先の3番、8m強のバーディパットがカップを3mオーバー、返しを外してボギーにする。「あんなに速いパットを見たことがない。グリーンが本当に速かった。オーガスタナショナル、マスターズの管理者たちは僕たちの“だまし方”をよく知っている」と戸惑いが消えないまま4番(パー3)で連続ボギー。アイアンショットが左に飛ぶ不安が消えず、11番の2打目を池に入れてダブルボギーをたたき、メジャー3勝目が遠ざかった。

LIVゴルフとPGAツアーを代表する両雄に、ラウンド中の会話はなかったという。デシャンボーは「彼は一日中、話しかけてくれなかった」と明かしたが、タイトルを渇望するライバルに心を寄せていた。

視線は来年へ

後半13番(パー5)の3打目をグリーン右手前のクリークに入れ、ダブルボギーをたたいたシーンを見て「彼のために僕が泣きたかった」と明かす。「プロであればグリーンの中央に置けばいいと分かっている。だから彼が(ピンを)狙いに行ったか、当たりの薄いミスをしたのは信じられなかった」と自分のことにように動揺した。

昨年の6位に続くトップ10入り。大舞台での強さを再び見せつけた。来年も初優勝候補のひとりに挙がるはず。「メジャーを勝ちたい、特にここで。日曜日のオーガスタでマスターズを勝つためには、やるべきことを正しくやり遂げる必要がある。たくさんのことを学んだ。またチャレンジする準備はできている」と早くも1年後を見据えた。

きょうはトップスが紺色の人多くなかった?