◆バスケットボール女子 ▽Wリーグ プレーオフ決勝 富士通64―35デンソー(13日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ) 3戦先勝方式のプレーオフ決勝の第4戦が行われ、レギュラーシーズン(RS)1位の富士通が64―35で同2位のデンソーを…

◆バスケットボール女子 ▽Wリーグ プレーオフ決勝 富士通64―35デンソー(13日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 3戦先勝方式のプレーオフ決勝の第4戦が行われ、レギュラーシーズン(RS)1位の富士通が64―35で同2位のデンソーを破って2勝2敗とし、逆王手をかけた。1勝2敗ともう後がなかったが、第1クオーター(Q)で15―8と流れを奪うと終始、攻守でライバルを圧倒した。14日の最終戦で、富士通は連覇、デンソーは初の頂点をかけて戦う。

 女王の座は渡さない。昨年の覇者、富士通が逆王手をかけた。第1Qで15―8とリードして流れをつくり、27―23で迎えた第3Q開始からチーム最多タイとなる14得点を挙げたガード・赤木里帆(26)が連続で得点。相手に隙を与えることなく快勝した。赤木は「自分たちを信じて戦おうと話した。しっかり40分間できた」と納得した。

 第2、3戦と2連敗し、崖っ縁に立たされたが、守備から崩れた第3戦を反省し、全員で守り切ることをチームで再確認し、踏みとどまった。最終戦でのポイントを聞かれ「リバウンド1本だけでも相手が勢いに乗ってしまう。しっかり1回で取り切りたい」と赤木。連覇、そして皇后杯との2冠へ気を引き締めた。(松末 守司)