◆バレーボール大同生命SVリーグ男子▽レギュラーシーズン最終節第2日 サントリー 3(25―20、25―23、25―22)0VC長野(13日、長野・ANCアリーナ) レギュラーシーズン(RS)最終戦が行われ、2位のサントリーは、敵地で9位の…
◆バレーボール大同生命SVリーグ男子▽レギュラーシーズン最終節第2日 サントリー 3(25―20、25―23、25―22)0VC長野(13日、長野・ANCアリーナ)
レギュラーシーズン(RS)最終戦が行われ、2位のサントリーは、敵地で9位のVC長野をセットカウント3―0で下して今季36勝目(8敗)を挙げた。16連勝で首位の大阪Bの背中にピタリとつけたが、大阪Bが約1時間後に開始した8位・東レ静岡との最終戦を3―2で勝って逃げ切り、RS優勝を果たした。
オリビエ・キャット監督は勝利後の会見で「今週末の出来には大変満足している。昨日の試合で目標にしていた2位以上を確保できたし、いい形でRSを終われた」と満足げに笑った。
前日(12日)のVC長野戦で、上位6チームによるチャンピオンシップ(CS)をシードの準決勝から臨めるRS2位以上を確定させたサントリーは、攻守の軸・高橋藍、得点源のムセルスキー、セッター・大宅真樹をCSを見据えて温存し、前戦から先発3人を入れ替えた。第1セットはデアルマス・アラインが攻撃の中心となり、第2Sからは藤中謙也主将が途中出場し、20―20ではレフトからスパイクを決めるなど存在感を示した。
主力を休ませながら、層の厚さを見せつけた勝利に、藤中謙は「CSに向けていろんな選手だったり、オプションを出してプレーできたので、チーム全体としていい試合だった」と胸を張った。1月に右足関節じん帯損傷で手術を受けてからの復帰を果たし「(試合は)久しぶりな感じでした。2、3セット目は苦しい場面からチームとして取り切れたのは、個人としてもうれしかった」と納得の表情だ。
次週からCS準々決勝が始まり、サントリーは25日の準決勝から臨む。2戦先勝制で最大3連戦のハードな日程なだけに、指揮官は“1位通過”以上にCSに焦点を当て、藍ら主力を温存。「リフレッシュ。メンタルとフィジカルをどれだけ整えられるか」と重視した。1週空いて、準決勝でRS3位の名古屋と同6位の広島Tの勝者と対戦する。藤中主将は「昨シーズン優勝経験はあるけど、受け身になるのではなく、僕らの強みを出していきたい。攻撃力はどのチームよりもあると思うので」と自信を口にした。