◆女子テニス国別対抗戦▽BJK杯決勝大会予選A組・日本対カナダ(13日、東京・有明コロシアム) 女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング杯決勝大会予選A組で日本はカナダと対戦。通算1勝1敗から、最後のダブルスで23年全豪準優勝の青山修子…

◆女子テニス国別対抗戦▽BJK杯決勝大会予選A組・日本対カナダ(13日、東京・有明コロシアム)

 女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング杯決勝大会予選A組で日本はカナダと対戦。通算1勝1敗から、最後のダブルスで23年全豪準優勝の青山修子(近藤乳業)、柴原瑛菜(橋本総業)組が、ケーラ・クロス、レベッカ・マリーノ(カナダ)組に、6-3、5-7、6-2のフルセットで勝ち、通算2勝1敗でカナダに勝利。A組2戦全勝で最上位となり、9月の決勝大会進出が決まった。青山が「本当にうれしいです。皆さん、ありがとうございました」と話すと、柴原は「シングルス勝てなくて悔しくて、もう1回、皆さんの前で勝てるチャンスをもらえてうれしいです」と、喜びを爆発させた。

 シングルスを1勝1敗と分けた後、杉山愛代表監督が動いた。当初予定していた代表最多勝利の青山、穂積絵莉(日本住宅ローン)組から、青山、柴原組にペアを変更。セットを分け合った最終セット。日本は一気に3-0とリードし主導権を握ると、最初のマッチポイントで、柴原の好ショットでミスを誘い、2時間17分の接戦に終止符を打った。

 BJK杯は、中国・深センで行われる計8か国で優勝を争う決勝大会(9月)を頂点に、その下に、今回の予選が位置する。予選は、18カ国を3カ国ごと6グループに分け、各グループ最上位、計6カ国が決勝大会に進出する。

 今回、日本で開催されるのはA組で、世界14位の日本、同13位のルーマニア、同2位のカナダの3か国のグループ。総当たり戦で、グループ最上位を決めた。日本は、ルーマニアに3戦全勝、そしてこの日、カナダに勝ち、決勝大会進出となった。