◆ラグビー リーグワン第15節 BR東京37―7トヨタ(13日、千葉・ゼットエーオリプリスタジアム) レギュラーシーズン10位のトヨタは同9位のBR東京に7―37で敗れ、11敗目(3勝1分)。この試合で、3か月ぶりの実戦復帰を果たしたNO8…

◆ラグビー リーグワン第15節 BR東京37―7トヨタ(13日、千葉・ゼットエーオリプリスタジアム)

 レギュラーシーズン10位のトヨタは同9位のBR東京に7―37で敗れ、11敗目(3勝1分)。この試合で、3か月ぶりの実戦復帰を果たしたNO8、姫野和樹主将は「残念。今日の選手1人1人の努力値は素晴らしいものがあった。(2人一時退場で)13人でも頑張ってくれたことを、キャプテンとして誇りに思う。結果が出なかったことに、悔しい気持ちでいっぱい」と唇をかんだ。

 第4節のBR東京戦以来の一戦。前半に自陣での守りで相手からボールを奪い返すなど「自分の体、感覚は大丈夫だと感じた」。11戦ぶりに戻ってきたグラウンドでフル出場し「個人的な話をすると、すごくうれしかった」。ただチームは序盤から劣勢を強いられ、前半23分、27分と続けてイエローカードで10分間の一時退場者が出るなどリズムに乗れず。数的不利の間の被トライは免れたが、後半38分に取った1トライに抑えられた。スティーブ・ハンセンHCは「(数的不利の)その時間帯にディフェンスはできていたが、毎週のようにカードをもらっている事実には、チームとして対処する必要がある」と、厳しい表情で語った。

 9位BR東京との戦いで、勝てばPO進出に望みをつないだが、上位6チームへの道は険しくなった。残す3節、東京SGや東京ベイら上位チームとの試合も控える。下位2チームによる入れ替え戦圏内も危うい立場だが、姫野主将は「キャプテンとしてやるべきことは、自分たちが今何をすべきか、ということに常にフォーカスすること。未来でも過去でもなく、今にフォーカスしてチームをドライブしていけたら」と、前を向いた。