アディダスジャパンが主催する「ADIDAS TOKYO CITYRUN2025」は13日、東京・新宿区の明治神宮外苑特設コースで行われ、最終種目の招待男子5キロは今年の箱根駅伝(1月2、3日)で2年連続8回目の総合優勝を果たした青学大の塩…
アディダスジャパンが主催する「ADIDAS TOKYO CITYRUN2025」は13日、東京・新宿区の明治神宮外苑特設コースで行われ、最終種目の招待男子5キロは今年の箱根駅伝(1月2、3日)で2年連続8回目の総合優勝を果たした青学大の塩出翔太(4年)が、13分45秒で2年連続日本人学生トップとなる5位だった。雨の降りしきる中で力強く駆け抜け、「ひとまずホッとしています。内容的に1番にはなれませんでしたが、(日本人)学生の中でトップをとれたことは良かった」とうなずいた。東京国際大のアモス・ベット(3年)が13分43秒で優勝した。
今年の箱根駅伝で2年連続8区区間賞を獲得した塩出。その後は故障や貧血で出場予定だった2月の別府大分毎日マラソンをキャンセル。実業団と大学生トップチームが争った3月のエキスポ駅伝も5区8位とふるわず「ふがいない走りをしました。なかなかうまくいかない時期が続きましたが、今は順調に練習を継続できている」と今大会に出走し、復活を印象づけた。
いよいよ、大学ラストシーズンを迎える。「トラックに関してはしっかり5000メートル、1万メートルで自己ベストを更新したい。駅伝に関しては、出雲、全日本、箱根駅伝とまずは参加できるように頑張るのと、箱根駅伝は3連覇がかかっている。そこだけは、絶対に他の大学に負けないように強化していきたい」と最上級生として、頼もしく話す。
マラソンへの意欲も強い。2月2日の別府大分毎日マラソンではOBの若林宏樹が日本歴代12位の2時間6分7秒、同24日の大阪マラソンでは同級生の黒田朝日(4年)が日本歴代10位の2時間6分5秒と好記録で走破した。塩出は「自分も本当に走りたかったので、悔しかった。でも、同じ練習をしていたので、自分も走っていたらそれくらいで走れていたのかなってイメージもできましたし、自信にもつながった。今年1年、青学のユニホームを着て、マラソンに挑戦できる機会がある。どのレースになるかわからないですが、今年最後、マラソンに挑戦したい」と力強く話した。