「DeNA5-4ヤクルト」(12日、横浜スタジアム) 混セの機運から振り落とされるわけにはいかない。DeNAは4日の広島戦から続いていた連敗を「4」で止め、勝率5割に復帰。三浦大輔監督は「これでまた、(勝利を)積み上げていきたいと思います…

 「DeNA5-4ヤクルト」(12日、横浜スタジアム)

 混セの機運から振り落とされるわけにはいかない。DeNAは4日の広島戦から続いていた連敗を「4」で止め、勝率5割に復帰。三浦大輔監督は「これでまた、(勝利を)積み上げていきたいと思います」と逆襲へ力を込めた。

 助っ人左腕のアンソニー・ケイ投手の無双投球が光った。150キロ中盤の直球と、右打者にクロス気味に食い込む140キロ台後半のカットボールでヤクルト打線を翻弄(ほんろう)。7回2安打無失点、9奪三振の快投を演じ、「早いカウントからバシバシ決めていい試合にすることができた」と振り返った。

 猛虎打線を餌食にした前回登板の3日の阪神戦(京セラ)から、14イニング連続無失点。自身も2犠打で得点に貢献し、五回には来日初安打もマークして今季初勝利。三浦監督も「真っすぐの走りもコントロールも変化球も全て良かった。初ヒットもベンチが盛り上がりましたよ」とたたえた。

 ただし、5点リードの九回2死から2番手・石田裕、3番手・ウィックが失点し、1点差まで迫られたことに「バタついてしまったのはこっちの責任」と三浦監督。収めた白星の大きさを実感しつつ、勝ってかぶとの緒を締めた。