◆ラグビー リーグワン第15節 静岡 56―26 BL東京(12日、秩父宮ラグビー場) リーグワン初の2連覇を目指すBL東京は、静岡に26―56で敗れて2敗目。8トライを許し、今季最多失点での敗戦。SOリッチー・モウンガは「今日に関しては、…
◆ラグビー リーグワン第15節 静岡 56―26 BL東京(12日、秩父宮ラグビー場)
リーグワン初の2連覇を目指すBL東京は、静岡に26―56で敗れて2敗目。8トライを許し、今季最多失点での敗戦。SOリッチー・モウンガは「今日に関しては、こういう試合もあるな、ラグビーをやっていればというところで、正直そこまで心配はしていなくて。4月の1試合で優勝したり、優勝を逃すチームはないので。そんなに心配はしていないです」と、淡々と振り返った。
試合の振り返りと共に、「ここをもっと、皆さんに聞いてほしかったところ」と語ったモウンガ。「マイケル・リーチの150キャップ。東芝だけではなく、日本ラグビーに本当に多大な影響、ポジティブな影響、レガシーを残している選手だと思うので」と、この日トップリーグを通じて150キャップを達成した主将のフランカー、リーチ・マイケルに敬意を表した。ニュージーランド代表のSOとしてW杯を戦った後、BL東京に入団。昨季のチーム初優勝に大きく貢献したモウンガは「自分が日本に来た時に、彼がどれだけ温かく迎え入れてくれて、日本での生活の仕方、日本にどうなじんでいくかというところを、イチから教えてくれたか。返し切れてない恩があるなという風に、外国人選手、自分を含めて感じているところ。そんな彼のために、残り1日、ここからしていきたい」と、思いを込めた。
入団初年度の昨季、新型コロナを罹患したというモウンガ。リーチは「家まで、いろいろ物資を届けてくれた」と言う。「常に、子どもが元気かとか、子どもの体調が大丈夫かとか、なじめてるかとかを聞いてくれて」。南アフリカから来た若手選手がチームになじんでいないと思えば、自宅に呼んで食事をしながら交流を深めるキャプテン。モウンガの子どもが風邪を引いた時は「誰よりも先に、一番に病院を予約してくれた」と言う。W杯は4大会連続出場、日本ラグビーの象徴とも言える36歳。モウンガも「本当にいいリーダー。いい人なだけではなくて、素晴らしいリーダーだなと思っています」と、最大限の敬意を言葉に込めた。