◆ラグビー リーグワン第15節 静岡 56―26 BL東京(12日、秩父宮ラグビー場) 昨季王者でレギュラーシーズン(RS)1位のBL東京が、今季2敗目を喫した。同4位の静岡に26―56で敗れ、暫定2位に後退。主将のフランカー、リーチ・マイ…
◆ラグビー リーグワン第15節 静岡 56―26 BL東京(12日、秩父宮ラグビー場)
昨季王者でレギュラーシーズン(RS)1位のBL東京が、今季2敗目を喫した。同4位の静岡に26―56で敗れ、暫定2位に後退。主将のフランカー、リーチ・マイケルが前身のトップリーグ(TL)時代を通じて150キャップを獲得した節目の一戦だったが、第5節(1月18日)で今季唯一の黒星を喫していた“天敵”に雪辱はならなかった。
先制は静岡。前半9分、敵陣でCTBタヒトゥアが右へキックパスを送ると、WTBツイタマに渡ってトライにつなげた。同12分には、敵陣右サイド22メートル付近のラインアウトから、NO8マルジーン・イラウアが一気に突破して中央にトライ。14―0とリードを広げる。同19分、CTBピウタウが自陣からの攻撃で技ありのタップパス、FB奥村翔に渡って独走。3連続トライを挙げた。
前半32分、「50:22」で得た敵陣左サイド深くのラインアウトを起点に、ロックのジャスティン・サングスターがねじ込んでトライ、キックも決まり26―0。BL東京は得点機を作りながら、トライエリア前でのミス、ターンオーバーが響いてトライを奪えず。今季初めて、前半を無得点で折り返した。
後半は4分、BL東京が敵陣右サイド深くのラインアウトからトライエリアに迫り、ロックのディアンズがトライ。5―26と初得点を刻む。静岡はPG2本を決めて32―5とした後半17分、自陣でボールを奪い返してWTBヴァレンス・テファレがゲイン。SH北村瞬太郎につないで、一気にトライエリアに持ち込んだ。リードを39―5まで広げる。
後半20分、BL東京はWTBナイカブラが右に沈めて12―39。しかし静岡の勢いを止められず、同26分にロックのマリー・ダグラスにダメ押しトライ。29分にはハーフライン付近でのパスをインターセプトされ、FB奥村がダメ押しとなる独走トライ、リードは51―12に。その後もSOサム・グリーンが追加点。BL東京は後半34分にリーチ主将が意地のトライを挙げたが、チームは今季最多となる56失点で黒星。暫定2位となり、現在3位の東京ベイが13日に勝てば、BL東京が3位まで後退する。