【SVリーグ】Astemoリヴァーレ茨城 0-3 埼玉上尾メディックス(1月18日・女子第13節) 【映像】女子リベロが“連発”した衝撃プレー 両チーム譲らぬ激しいラリーの攻防で、守備の名手が驚異の反射神経で“猫パンチ”のようなレシーブ。…
【SVリーグ】Astemoリヴァーレ茨城 0-3 埼玉上尾メディックス(1月18日・女子第13節)
両チーム譲らぬ激しいラリーの攻防で、守備の名手が驚異の反射神経で“猫パンチ”のようなレシーブ。さらに“カエル飛び”のようなトスを連続して繰り出し、チームの危機を救った。驚きのプレーの連続に「こんなの初めて見た」などファンからは驚きの声があがった。
埼玉上尾メディックスが大同生命SVリーグ女子第13節でAstemoリヴァーレ茨城と対戦。注目のシーンは、埼玉上尾が第1セットを奪って迎えた第2セット、16-13とリードした場面だった。
リヴァーレ茨城のサーブから始まった攻防で大活躍を見せたのが埼玉上尾の岩澤実育だ。リベロでもある岩澤はチームの絶対的なリベロ・山岸あかねと共にレシーバーとして出場すると、守備のスペシャリストとしての真骨頂を見せた。
相手のサーブがネットに当たって変則的な動きとなったボールを、サラ・ロゾがバランスを崩しながら拾ったものの、これは後方に流れてしまう。この失点のピンチに際して、岩澤はまさに動物的な反射神経を見せた。自身の肩付近に飛んだボールを、まるで『猫パンチ』のような動きで触って味方に返してみせた。
岩澤の見せ場はさらに続く。ラリーの末、今度はレフトで構えていたリヴァーレ茨城の高間来瞳の強烈なスパイクを浴びると、2枚ブロックに当たったボールはコート後方へと流れていった。すると岩澤は『ジャンピング猫パンチ』でかろうじてボールに触ることに成功したのだ。ポーンと上がったボールに鎌田咲希が片手レシーブで追いつくと、岩澤は続いて、レシーブするような沈み込んだ姿勢から飛び上がって反動をつける『カエル飛びトス』で、一気に相手コートまで返してみせた。
一連のラリーは最後、埼玉上尾のオポジット、ニカ・マルコヴィッチの技ありスパイクでフィニッシュ。30秒以上に及ぶ攻防を制した埼玉上尾が得点を挙げ、アリーナからは両チームの健闘を称えるような拍手と歓声が沸き起こった。
実況・渡邊大祐氏は「両チーム素晴らしいラリー。素晴らしいレシーブも光りました。リヴァーレの德本。あるいは岩澤といったところでした」と激しい攻防をまとめると、このプレーにはファンもSNSで反応。特に、数々の"必殺レシーブ"を繰り出した岩澤については、「凄い集中力」「まさに真骨頂」「ジャンプレシーブは初めて見ましたぁ」「ナイスファイトで終わらずに得点にしたのが素晴らしい」「いや〜この岩澤選手は凄かった」と絶賛する声が寄せられた。なお、このセットを取った埼玉上尾は、そのまま3-0のストレートでアウェイゲームでの勝利を収めた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)