【UEFAチャンピオンズリーグ】フェイエノールト 1-0 ミラン(日本時間2月13日/フェイエノールト・スタディオン)【映像】無双! 急加速のボール奪取→超ロングシュート まさに無双状態だ。フェイエノールトのFWイゴール・パイシャオンがミラ…
【UEFAチャンピオンズリーグ】フェイエノールト 1-0 ミラン(日本時間2月13日/フェイエノールト・スタディオン)
まさに無双状態だ。フェイエノールトのFWイゴール・パイシャオンがミランのDFカイル・ウォーカーからボールを奪取して急加速で抜き去ると、60m級の超ロングシュートを放った。惜しくもゴールとはならなかったが、日本代表FW上田綺世の同僚が見せた超絶プレーにはファンも興奮している。
パイシャオンは、ミランと戦ったUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント・プレーオフ1stレグで左ウイングとして先発出場。3分に決勝ゴールを叩き込み、その後も左サイドからの数々の突破でミランを苦しめた。
迎えた72分には、圧倒的な個人能力を炸裂させる。フェイエノールトが左サイドから攻め込まれていたが、ブラジル人FWのダイナミックな個人技で完全に押し返す。
パイシャオンがボールを持つウォーカーの正面を塞いだことで、後方に下がるドリブルを誘発。ウォーカーが背中を向けると、背番号14は一気に間合いを詰めた。イングランド代表DFのシザースフェイントにも粘り強く対応し、ボールタッチが大きくなった瞬間、激しいショルダータックルを仕掛けたのだ。
これによりウォーカーの体勢を崩すことに成功。パイシャオンはこぼれたボールを拾うと、一気にギアを上げて追走するウォーカーを置き去りに。そして、ハーフウェーライン上から右足を振り抜いた。約60m級のロングシュートは鋭い軌道を描いてゴールに向かっていき、前に出ていたミランのGKマイク・メニャンが慌てながら戻る。度肝を抜くほどの一撃だったが、わずかにゴールマウスの左に逸れた。
解説の風間八宏氏は思わず「いや~、すごい」と感嘆の声を漏らし、「うまくボールを取りましたし、ゴールがハッキリと見えていましたよね」と称賛した。
圧巻の守備と攻撃には、ファンたちもSNSで反応。「すごいプレーいっぱいしよんなぁ」「もう勘弁してください」「マジすげーな!」「ウォーカー相手に無双とか天才か?」「パイシャオン劇場やめて」「それ決めてたら主人公だった」と興奮を抑えられない様子だった。
現地メディアの『Milan News.it』に、「まるで悪魔だ。ウォーカーに噛み付いて食べ尽くし、メニャンの評判を落とした。間違いなくMOM」と評された24歳の快足ウインガーの大車輪の活躍もあり、フェイエノールトはベスト16進出に向けて大きな勝利をゲット。1点リードした状態でアウェーの2ndレグ(日本時間2月19日)を戦う。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)