23〜24日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第3節の8試合が行われた。 ◇新宿 0-0 青森 開幕2試合連続0-4大敗の最下位・クリアソン新宿と、開幕2試合でPKによる1得点だけの1分け1敗・ラインメール青森。 青森は前半のうちに退…

23〜24日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第3節の8試合が行われた。

◇新宿 0-0 青森

開幕2試合連続0-4大敗の最下位・クリアソン新宿と、開幕2試合でPKによる1得点だけの1分け1敗・ラインメール青森。

青森は前半のうちに退場者を出しながらなんとか無失点に抑えた一方、ゴールも奪えず。新宿と青森、互いに消化不良のドローとなった。新宿のほうは3試合0得点…厳しい戦いが続いている。

◇高知 3-0 武蔵野

開幕3試合全てをホームで戦う高知と、前節ミネベアミツミFCに勝利で今季初白星の横河武蔵野FC。軍配は高知に上がった。

高知は45+1分、右サイドを駆け上がったボランチのMF高野裕維がマイナス気味にクロス。走り込んだMF樋口叶が勢いそのままに右足ダイレクトシュートをネットへ突き刺した。

52分には、最終ライン背後に抜け出したワントップのFW新谷聖基が持ち運んで右足弾。試合も終盤の84分には、前がかりになる武蔵野を尻目にカウンターを発動。やはり抜け出した途中出場FW小林心が強烈な右足弾を叩き込んだ。

3-0と勝利した高知。開幕3連勝&3試合連続クリーンシートとなり、今節は前節終了時点で首位の沖縄SVが引き分けたため、首位浮上だ。

◇V大分 0-0 Honda

2020年のJFL王者・ヴェルスパ大分と、JFL優勝通算10回の昨季王者・Honda FC。

Hondaは開幕戦でソニー仙台FCとの企業対決を制し、順調に2024シーズンを滑り出したが、この日は敵地でV大分を崩せず、2試合連続のドローに。JFLの盟主は今季もスロースタートか。

◇枚方 3-2 鈴鹿

二川孝広監督率いるFCティアモ枚方と、三浦泰年前監督が開幕直前に辞任…元東久留米総合高校サッカー部監督の斎藤登氏が後任となったアトレチコ鈴鹿。鈴鹿は前節、レイラック滋賀に3発快勝も、良い流れを継続できなかった。

枚方は11分、右CKからDFマリックがヘディング弾を流し込んで先制。直後の13分、今度は鈴鹿が右CKからMF有馬和希のヘディング弾で同点に。それでも枚方は33分、190cmFWバジルが長いリーチを活かした大きなストライドから左足弾を叩き込み、前半を1点リードで終える。

67分に再び同点とされた枚方だったが、迎えた75分、途中出場のMF山口隆希が切れ味鋭いドリブルでボックス内まで侵入し、最後はゴール前の混戦からMF河合秀人が蹴り込んで勝ち越し。これが決勝点となり、枚方が今季初白星だ。

敗れた鈴鹿は開幕2連勝も今季初黒星となっている。

◆第3節結果

3月23日

FCマルヤス岡崎 2-2 沖縄SV

クリアソン新宿 0-0 ラインメール青森

3月24日

高知ユナイテッドSC 3-0 横河武蔵野FC

レイラック滋賀 2-1 ソニー仙台FC

FCティアモ枚方 3-2 アトレチコ鈴鹿

ブリオベッカ浦安 0-1 ヴィアティン三重

ヴェルスパ大分 0-0 Honda FC

ミネベアミツミFC 0-2 栃木シティ

◆順位表

1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点9 | +7

2位 沖縄SV | 勝ち点7 | +5

3位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点6 | +2

4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点6 | +2

5位 レイラック滋賀 | 勝ち点6 | +1

6位 栃木シティ | 勝ち点6 | +1

7位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点5 | +1

8位 Honda FC | 勝ち点5 | +1

9位 FCティアモ枚方 | 勝ち点4 | ±0

10位 横河武蔵野FC | 勝ち点4 | -1

11位 ソニー仙台FC | 勝ち点3 | ±0

12位 ラインメール青森 | 勝ち点2 | -1

13位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点1 | -3

14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点1 | -4

15位 クリアソン新宿 | 勝ち点1 | -8

16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点0 | -3