スポーツクライミングのリード日本一を決める「第33回リードジャパンカップ」。新型コロナウイルスの影響で延期となっていたが、ついに8月9日からの開催が決定した。リードは、ロープで安全が確保された競技者が十数メートルの壁に設定されたコースを登り、その到達高度を競う競技。前回大会女子は野口啓代、男子は藤井快が優勝を飾っている。無観客で行われる第33回大会を制するのは果たして…。
FEATURED注目選手
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楢﨑智亜
プロ転向から、わずか2年で日本人初となるボルダリングの世界王者に。2019シーズンは、自身2度目のボルダリングワールドカップ総合優勝、さらに世界選手権では種目別のボルダリングに続くコンバインドでも王者に輝き、2冠を達成した。ダイナミックな登りで”ニンジャ”の異名を持つ日本のエース。
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楢﨑明智
クライミング界の次世代ヒーロー。長身を活かしたリーチを使った登りが得意で、2017年の世界ユースでは複合部門で1位を獲得。2018年複合ジャパンカップ2位、同年アジア選手権は複合とボルダリングで2冠に輝いた。2019シーズンはコンバインド世界選手権で5位に入るなど、複合でも世界と戦える実力を示した。
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藤井快
レベルでこなすオールラウンダー。リードジャパンカップ前回大会王者。2019シーズンはアジア選手権リード、コンバインドで金メダル、ボルダリングで2位に入るなど成長した姿をみせつけた。都内のジムで働く会社員クライマーが大会連覇を狙う。
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野口啓代
クライミングを初めてわずか1年で全日本ユースを制覇。2008年には日本人女性としてボルダリングワールドカップで初優勝、翌年には年間総合優勝、その快挙を4度獲得し、ワールドカップ優勝も通算21勝を数える。2019年コンバインド世界選手権では銀メダルを獲得するなど、今なお世界のトップに君臨するクライミング界の女王。
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伊藤ふたば
ユース時代にはボルダリングの全日本、アジア、そして世界の全タイトルを獲得。2017年のボルダリングジャパンカップでは史上最年少14歳9か月で優勝、2020年大会では3年ぶりに女王に返り咲いた。続くスピードジャパンカップでも優勝を果たしており、今回のリードで国内3冠の完全制覇を狙う。
OVERVIEWイベント概要
大会名 | スポーツクライミング第33回リードジャパンカップ |
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日時 | 2020年8月9日(日)~8月11日(火) |
会場 | 岩手県営運動公園スポーツクライミング競技場 |
大会サイト | https://www.jma-climbing.org/competition/2020/ljc/ |
主催 | 公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA) |