ほのか連載:『ハピ・スポ・タイム』 第5回 ボルダリング編(5)ほのかのスペシャル・カット集 第2弾はこちら>> 5回目を迎えた『ハピ・スポ・タイム』。ボルダリング上達に向け、引き続きインストラクターの村井隆一さんに習った。撮影日以外に…

ほのか連載:『ハピ・スポ・タイム』 第5回 ボルダリング編(5)

ほのかのスペシャル・カット集 第2弾はこちら>>

 5回目を迎えた『ハピ・スポ・タイム』。ボルダリング上達に向け、引き続きインストラクターの村井隆一さんに習った。



撮影日以外にもジムに通い、自主練を行なっていたほのかさん

 撮影を重ねてその醍醐味もわかり始め、村井さんとの息も合ってきたほのかさん。実は今回の撮影に臨むに当たり、プライベートでボルダリングジムに足を運んで練習してきたそうだ。

 今や『ボルダリング体験』の動画は珍しいものではないけれど、他とは違うのは、ほのかさんが1度や2度、かじっただけでは満足しないところかもしれない。

「多くの人がハマっているおもしろさとか、奥深さを知ろうと思ったら、ある程度はうまくならないとわからないと思うんですよね」

 第2回のエンディングで『めざせ!4級』と宣言していたのは、まんざらでもないようだ。

 そんな彼女のために、村井コーチは今回、『ただ登る』から『考えて登る』ために必要なことをレクチャーしてくれた。その入口となるのが、『壁の種類と、その特長を知る』。

 ボルダリングの壁は、壁の角度で大きく分けると、『スラブ』『垂壁』『前傾斜壁』の3種類。ほのかさんはこれまで『スラブ』と『垂壁』につくられた課題(コース)を登っているけれど、改めて壁ごとの特長を村井コーチが説明してくれた。

「傾斜が奥に向かって倒れている、坂のような壁がスラブ」、「90度の垂直に立つ壁が垂壁」と村井コーチ。それを聞いていたほのかさんから質問が飛ぶ。

「慣れるまでは垂壁(やスラブ壁)を登る方がいいんですか?」

 村井コーチによれば、ボルダリングを始めた人はまず、登るという動作に慣れることが大事。そのためには、スラブや垂壁にある低いグレードの課題から始めて、それを何本も登っていくなかで、「腕の力だけで登るのではなく、しっかり足に体重を乗せる感覚を身につける」のがいいそうだ。

 そうやって少しボルダリングに慣れてきたら、チャレンジしてもらいたいのが前傾斜壁。村井コーチによれば「オーバーハング」と呼ばれたり、壁の前傾している角度によって、傾斜角が小さければ『薄被り(うすかぶり)』、大きければ『ドッ被り』とも呼ばれるそうだ。

「いろいろ呼び方があるんですね」と、頭の中にしっかりメモを取るほのかさん。

 そんな彼女を連れて村井コーチが場所を移したのは、前傾斜角度のキツイ壁のあるエリア。『ハピ・スポ・タイム』のオープニングシーンの背後に建つ壁は『薄被り』で、それでも驚いていたほのかさんだったけれども、今回の壁は想像以上の傾斜角。

「わたしが知ってる壁じゃないです!!」

 村井コーチによれば、「前傾斜壁の傾斜角はジムによって異なっている」そうで、そうした壁につくられた課題の多くは、指先や前腕を使うものなんだとか。ただ、登り切るにはパワーだったり、足が壁から離れてしまう見た目の派手な動きがあったりして、「いかにもクライミングをしているという感覚が味わえて気持ちがいい」そうだ。

 ほのかさんも「さっそく挑戦!」したいところだったが、まずは村井コーチの手本を見ることに。彼女から驚きの声が次々に発せられ……。

「すごい! 急ですね~」

「サクサク登っていってる!」

「うわー! 腕の筋肉が!!」(村井コーチの前腕に立つ筋を見て)

「もうゴールですか? 速い! 速い! めちゃめちゃ速いですねー」

村井コーチによれば、傾斜角のキツイ前傾斜壁でも、「初めてボルダリングをする人には厳しいですが、何度か通っている初心者にはチャレンジしてほしいですね。壁の傾斜角はきついですが、難易度の優しいコースには持ちやすいホールドが付けられているので、まったく不可能というわけではありません。そういう課題で体のどの部位を使うのかを理解してもらえれば、その後の上達スピードも変わってくると思います」とのこと。

 その言葉を聞いたほのかさんは、

「村井さんのあの角度。あそこまで出来たら上級者ですね」

 やる気の炎をさらに強めていたほのかさんは、『ボルダリング編』が終わる頃には本当に4級クライマーになっているかもしれない!?

Profile
ほのか
1996年3月23日生まれ、神奈川県出身
「可愛すぎるビールの売り子」として芸能界デビュー
ネットを中心に話題となり、現在はバラエティ番組や
グラビアなどを中心に幅広く活躍中
◆公式Twitter  ◆公式Instagram

佐賀里幸伸●プロデューサー produced by Sagari yukinobu
田中健一朗●ディレクター directed by Tanaka Kenichiro
山崎実、柴田徹也●ムービー撮影 movie by Yamasaki Minoru, Shibata Tetsuya
株式会社ボーダーレス●制作
村井隆一●インスタラクター instructor
豊田 円●ヘアメイク hair&make-up by Toyoda Madoka
本多仁美●スタイリング styling by Honda Hitomi
APEXクライミングジム●撮影協力 shooting cooperation by APEX Cimbing Gym
ASICS●衣装協力