第3戦の開催についてアラム氏「おそらく、来年まで試合はできないだろう」

 ボクシングのWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英国)と、前WBC同級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)の第3戦は、2021年まで延期される可能性があるようだ。米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOが「おそらく、来年まで試合はできないだろう」と語ったと、米メディアが伝えている。

 今年2月の“世紀の再戦”では、フューリーが7回TKO勝ち。V10を誇っていたワイルダーを破った。44戦目でプロ初黒星を喫したワイルダーはその後、正式に第3戦に挑む契約オプションを行使したと海外メディアに報じられていた。

 年内に行われるとみられていた第3戦だが、米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年内にタイソン・フューリー対デオンテイ・ワイルダーの第3戦が行われない可能性が高まりつつある」と記事で伝えている。

 同メディアによると、フューリーのプロモーターを務めるアラム氏は取材に対して次のように話しているという。

「フューリーと話をし、考えられる最短の日程は11月だと伝えた。でも、11月にどういう状況になっているかなど誰が分かるのか。当たり前だが、フューリー対ワイルダー戦を無観客で行うことはできない。観客を入れて試合を行う場合、多くの人が飛行機を使ってラスベガスにやってくるだろう。英国からも多くの人が来る。だから、色々なことを考慮に入れなければならない。おそらく、来年まで試合はできないだろう」

解決策を探るアラム氏「直面していることはボクシングだけの問題ではない」

 記事によるとアラム氏は以前、10月3日の開催を提案していたが、新型コロナウイルスの終息が予測できない中、第3戦は来年まで持ち越しになる可能性があると語っているようだ。解決策を探っているアラム氏は、次のように続けているという。

「今直面していることは、ボクシングだけの問題ではないのだ。我々はダナ・ホワイト氏ではない。こうした困難な状況の中、観衆が守られるように我々は意識的に米国の規則に従う必要がある。『一度(ショーを)始めてしまったら、何があっても続けなければならない』というが、今は続ける必要がない」

 5月9日に無観客で大会を開催する予定の米国最大の総合格闘技「UFC」の代表ホワイト氏の名前を挙げながら、慎重な判断を行う意向を示しているようだ。(THE ANSWER編集部)