◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 4団体統一王者・井上尚弥―WBC同級1位ルイス・ネリ(6日、東京ドーム) 4大世界戦の前日計量が5日、都内で行われた。注目さ…

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 4団体統一王者・井上尚弥―WBC同級1位ルイス・ネリ(6日、東京ドーム)

 4大世界戦の前日計量が5日、都内で行われた。注目されたWBC世界スーパーバンタム級1位のルイス・ネリ(メキシコ)は54・8キロの500グラムアンダーで一発パスした。世界4団体同級統一王者の井上尚弥(大橋)は55・2キロでこちらも一発パスした。計量後はフェースオフでは約20秒間、バチバチの緊張感を漂わせた。

 ネリはWBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王者だった18年、山中慎介(帝拳)との再戦の前日計量で2・3キロオーバー。2度目の計量でも1・3キロ上限超過し、タイトルを剥奪された過去を持つ。この試合に引退をかけて臨んでいた山中は涙。前年には試合後にドーピング検査で違反薬物の陽性反応があったため、日本ボクシングコミッション(JBC)から日本での活動停止処分を科された。

 日本のファンから「悪童」と呼ばれるきっかけとなったが、今回はWBCの規定にのっとり、試合2か月前、1か月前、14日前、7日前の計量をすべてクリアしていた。

 戦績は井上尚が26勝(23KO)、ネリが35勝(27KO)1敗。

 モロニーが27勝(19KO)2敗、武居が8勝(8KO)。

 試合はPrime Videoで配信される。