『傳谷英里香のGo for it!トライアスロン-Road to HONOLULU』第4回●ロードバイクの正しい乗り方(第3回はこちら>>) 傳谷英里香(でんや・えりか)さんが、来年5月に開催されるホノルルトライアスロンでの完走を目標に…

『傳谷英里香のGo for it!トライアスロン-Road to HONOLULU』
第4回●ロードバイクの正しい乗り方
(第3回はこちら>>)
 傳谷英里香(でんや・えりか)さんが、来年5月に開催されるホノルルトライアスロンでの完走を目標にトレーニングを開始! 指導担当は、湘南ベルマーレ・トライアスロンチームのヘッドコーチで、アスロニア・トライアスロンアカデミーでもディレクター兼ヘッドコーチを務める中島靖弘コーチ。レッスンの第4回は、ロードバイクの正しい乗り方を教えてもらいます。



シューズ:ウエーブライダー22(ミズノ) 自転車:TARMAC DISC EXPERT/バイクウェア トップス:SL PRO JERSEY SS WMN/バイクウェア パンツ:SL R BIB SHORT WMN/グローブ:BODY GEOMETRY GRAIL GLOVE(以上、Specialized)

●ハンドルに体重をかけず、ペダルの回転数をキープする

中島靖弘コーチ(以下:中島コーチ)前回のランに続き、今回はロードバイクの基本的な乗り方について説明します。

傳谷英里香(以下:傳谷)よろしくお願いします!

中島コーチ では、ローラー台に自転車を固定させたので、さっそく乗ってみましょう。ペダルを回す前に、まずは母指球がペダルの軸にくるように足を置きます。

傳谷 けっこう足の前のほうをペダルに置くんですね。

中島コーチ この位置が、もっとも力が伝わりやすいんですよ。専用のシューズとペダルに取り換えればぴったりくっつくんですが、慣れるまでは運動靴とフラットなペダルで練習しましょう。では、実際に漕いでみてください。

傳谷 最初は足が落ちそうだなと思いましたけど、すごく漕ぎやすいです。

中島コーチ ペダルは円を描いて回っていますから、その円に沿って力を入れるようにします。太ももは上下に動かして、膝の下で円を描くイメージですね。もう1点、今、ハンドルに体重がかかっていませんか?

傳谷 すごくかかっています(笑)。

中島コーチ ハンドルに体重がかかってしまうと、自転車がふらついてしまい、力も逃げてしまいますから、ハンドルには手を添える程度にしてください。肘を緩めてリラックスさせ、肩を下げます。そして軽く脇を締め、背筋を伸ばして視線を前に向けるのが理想のフォームです。最初は力が入って肩が凝ることもあると思いますが、このフォームで漕げばより力が伝わるようになりますから、練習を重ねて慣れていきましょう。

傳谷 わかりました!

中島コーチ ペダルの回転数は、1分間に80回転から100回転を目標にします。そのリズムを覚えるために、練習時にはメトロノームなどを使うといいですね。実際のレースでは、風が吹いたり坂道があったりしますが、なるべく回転数を変えないようにすることが大切です。そのためには、ギアを変える必要があります。

傳谷 ギアの変え方も普通の自転車とは違いそうですね。

中島コーチ 最近のロードバイクには、ブレーキレバーとシフトレバーが一体化したSTIレバーがついています。手前にある小さいレバーのみを内側に押すとペダルが重くなります。逆にペダルを軽くしたい時には、ブレーキレバー全体を内側に押してください。まずは右側のレバーを操作して、後ろのギアを変えてみましょう。

傳谷 すごくスムーズに変わります。前にもふたつギアがありますが、そちらを変えるには左側のレバーを使うんですか?

中島コーチ その通りです。回転数が上がってきたなと思ったらギアを重く、下がってきたと思ったらギアを軽くしてください。それをこまめに行なって、1分間に80回転から100回転くらいをキープすると体の負担を減らすことができます。かっこよく自転車に乗るためにも、今回教えたことをしっかり意識しながら練習していきましょう。

傳谷 思っていたよりも、正しいフォームで乗るのは難しいですね。これからたくさん練習して慣れていこうと思います!
(第5回につづく)

■プロフィール 傳谷英里香(でんや・えりか)
1995年11月2日生まれ、千葉県出身。2012年から2018年9月まで、アイドルグループ「ベイビーレイズJAPAN」のリーダーとして活動。女優を中心として、テレビや雑誌など活躍の場を広げている。■公式Instagram ■公式Twitter

ディレクター●斎藤信隆、本間敢 directed by Saito Nobutaka,Honma Isamu
ムービー撮影●竹下権優、板垣優天、江口裕祐 movie by Takeshita Chikara,Itagaki hirotaka,Eguchi Yusuke
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松尾由美●スタイリング styling by Matsuo Yumi
彦坂雅俊●制作協力 cooperation by Hikosaka Masatoshi
衣装・用具協力/ミズノ 取材協力:湘南ベルマーレサイクルステーション茅ヶ崎