2019年8月6日と7日の二日間、岩手県で開催された「全日本大学対抗ソフトテニス選手権大会」。7日、コートに降り注ぐ強い…
2019年8月6日と7日の二日間、岩手県で開催された「全日本大学対抗ソフトテニス選手権大会」。7日、コートに降り注ぐ強い日差しのなか、男女ともに準決勝から決勝までの試合が午前8時30分から行われた。
岩手県久慈市・和賀川グリーンパークテニスコートで行われた全日本大学対抗ソフトテニス選手権大会・女子。灼熱のコートで順当に勝ち進み、大会三連覇を決めたのは、東京女子体育大学だった。
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【決勝/女子結果】
東京女子体育大学 3ー0 神戸松蔭女子学院大学
第1試合 小林・吉田ペア 4−0 笹垣・津本ペア
第2試合 高井・小松ペア 4−1 大村・新谷ペア
第3試合 林田・島津ペア 4−1 山崎・福田ペア
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和賀川グリーンパークテニスコートの内外で7日、ひときわ集中力をみせた女子大生アスリートに注目したい。
彼女の名は、林田リコ(はやしだ・りこ)
林田選手は、東京女子体育大に通う2年生だ。
右利き・後衛の選手で身長165cm、小柄でありながらパワフルなサーブも特徴だ。小学3年生の時「向原ジュニア」で頭角を表し、その後は、杉戸広島中、文大杉並高を経て、2018年4月に東京女子体育大へ進学。日本が誇る、ソフトテニス界の現役女子大生プレーヤーである。
彼女の戦歴を記録で振り返ってみよう。林田リコ選手の高校時代は、インターハイで団体と個人で2冠2連覇の偉業を成し遂げ、その功績はソフトテニス界の「超高校級ストローカー」として知れ渡ったという。高校2年生の時には、全日本シングルスで高校生初の決勝進出を果たし、準優勝。2017年の皇后杯では、67年ぶりの高校生王者の座を射止めている。
東京女子体育大学進学後は、ワールドワイドな右利きを武器に大学アスリートとして世界へ挑んだ。2018年、アジア競技大会日本代表予選会では、シングルスを制し優勝。自身初の日本代表入りを果たしている。
この大会では、18歳としてコートに立ったソフトテニス日本代表女子・最年少記録も更新。大会では当時、男子・最年少アスリートだった上松俊貴選手との18歳・20歳ペアで銅メダルを獲得。国別対抗では、自身のサービスエースで金メダル獲得に貢献した。林田選手は2019年5月、日本代表予選会を制し世界選手権日本代表にも選出されている。
スーパー女子大生アスリート・林田リコが7日、灼熱のコートでその実力を表現する。2019年の全日本大学対抗ソフトテニス選手権大会・女子の舞台は、岩手県・和賀川グリーンパークテニスコート。試合形式は、3ペアの殲滅戦。
7日、真夏のコートでソフトテニス界の大学女王が決定した。東京女子体育大学・林田リコ、という名前もしっかり記憶しておきたい。
文/スポーツブル編集部
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ソフトテニス・林田リコ選手の大学生活1日密着した映像「THE STARS」は、こちら(←クリックするとページにジャンプします)


