阪神のドラフト1位ルーキー・近本光司が、新人唯一のファン投票選出。オールスターの舞台で自らの実力を再証明する。

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 淡路島に生まれ、兵庫・社高校から関西学院大、大阪ガスを経て阪神に入団した24歳。春季キャンプから一軍に帯同して首脳陣の評価を高め、「2番・センター」で開幕スタメンを果たしてプロ初安打初打点を記録すると、4月11日の横浜DeNA戦では代打本塁打をマーク。

 翌11日から「1番・センター」に定着し、同18日から5月2日にかけて球団新記録となる13試合連続安打を記録した。その後も、鋭くコンパクトなスイングと自慢の俊足で早くもチームに欠かせない存在となり、球団の新人では高山俊以来3年ぶりのオールスター出場を決めた。

「周りはすごい選手ばかりだと思いますが、今と変わらず自分の武器である足をしっかりアピールしていきたいと思っています。自分の武器である足を、ヒットもですが内野安打やアウトでもしっかり全力疾走して、投票してくださったファンの方に恥じないようにしっかりプレーで魅せたいと思います」と近本。

 6月末までに18盗塁を記録した俊足ぶりを、初の夢舞台でも存分に披露するつもり。1997年のオールスターで1試合4盗塁を記録した松井稼頭央を引き合いに出された中で、「塁に出れば先の塁を目指してやっていくので、しっかりタイミングや機会を伺いながら、どんどんやっていきたいと思います」と意気込んだ。

 第2戦は本拠地・甲子園での開催。「初めての出場で且つ甲子園で開催というのも何かの縁」と近本。昨秋のドラフト会議では“外れの外れの”1位での指名で、その実力にファンも半信半疑だった。だが、ここまではその評価を覆す堂々たる働きぶり。オールスターでの活躍が、評価をさらに高め、虎ファンは“大当たり”を確信することになる。