 阪神―巨人9  12回阪神1死、代打高山が右越えにサヨナラ満塁本塁打を放つ=甲子園【写真提供:共同通信社】


■高山俊(阪神)
○8-4vs読売巨人(甲子園)
打撃成績/右本④

 阪神の高山俊が代打サヨナラ満塁本塁打で読売巨人との延長12回の死闘に決着を付けた。

 甲子園での伝統の一戦は、劇的な幕切れとなった。2点ビハインドの8回にマルテの2ランで同点とした阪神は、延長戦で負けのなくなった12回裏、1死満塁のチャンスで代打・高山がライトポール際へサヨナラ本塁打を放った。
 2ボールからの3球目、真ん中高めのカットボールをフルスイングした打球は、ライトへ高々と上がった。高山が「切れないかと心配したが、完璧だった」と振り返った一撃は、ポールの内側ぎりぎりに入る劇的弾となった。

 「もう何も考えられず、夢中で走った」というヒーローは、ホームインした後、チームメイトから手荒い祝福を受けた。「(かけられた)水の勢いが強すぎてコケてしまった。耳に水が入ってまだ抜けていないが、本当に嬉しい」と満面の笑みを見せた。

 ルーキーイヤーから外野の一角を任され、新人王に輝いた高山だが、2年目以降は成績が振るわず、今季もスタメン出場は3試合のみと苦しんでいた。開幕から51試合目、自身29打席目での初打点は、矢野監督が「野球ってすごい。こんな想像しないようなことが起こる」と驚いた一発。今季は開幕から6連敗を喫した宿命のライバルに3連勝とリベンジしたチームは、リーグ戦でも2位に浮上した。その立役者となった高山は「ジャイアンツに勝てば、皆さんがこれだけ喜んでくれる」とファンの声援に感謝した。