巨人―DeNA6  8回、勝ち越し2ランを放ち、ナインに迎えられるDeNA・石川(左端)=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


■石川雄洋(横浜DeNA)
○5-3vs読売巨人(東京ドーム)
打撃成績/空三振、右安、三安、見三振、右本②

 横浜DeNAの石川雄洋が29日の読売巨人戦で決勝本塁打を含む3安打2打点の大活躍。10連敗中だったチームを救った。

 「2番・セカンド」で今季初出場。第2打席、第3打席でヒットをマークすると、2対3と1点ビハインドで迎えた8回の第5打席だった。横浜DeNAは大和のタイムリーで同点に追いつき、なおも1死1塁の場面で石川が打席に入ると、「大和がなんとか繋いでくれた。後ろにいいバッターがいるので、自分もつなごうという気持ちで打席に入った」という石川。読売巨人4番手の宮國椋丞の初球、真ん中近くに来た136キロのストレートをフルスイングで捉えて右中間スタンドへ運んだ。「本当に感触も良くて、いい当たりだったと思う」という打球は、読売巨人ファンデ埋まるスタンドぎりぎりに飛び込んだ。この値千金の2ランで、チームは4月14日以来となる勝利を挙げた。

 今季でプロ15年目を迎えた石川は、地元・横浜高校出身の内野手で、かつては二塁手のレギュラーとして活躍し、14年までは主将も務めたチームの最古参選手。近年は出場機会が減り、昨季は一軍定着後、最少となる41試合の出場にとどまっていた。今季も開幕一軍を逃したが、「自分のやることをしっかりやれば、呼ばれた時に結果が出ると信じてファームでも頑張った」と腐ることなく、一軍登録即スタメンで決勝弾を含む3安打と結果を残した。

 ラミレス監督は「状態がいいと聞いていたが、素晴らしい仕事をしてくれた」と起用に応えたベテランを絶賛。チームの酸いも甘いも知るベテランが、チームを悪夢の連敗地獄から救った。