東京六大学野球春季リーグの第2週が行われ、早大が東大を13対1で破りロッテなどで活躍した小宮山悟新監督の初陣を飾った。

開幕投手として役目を務め上げた早川。来秋のドラフト候補に挙がる期待の左腕だ

開幕投手として役目を務め上げた早川。来秋のドラフト候補に挙がる期待の左腕だ←写真キャプション

 早大は初回に2アウト走者無しから福岡高輝(4年・川越東)と檜村篤史(4年・木更津総合)の安打などで先制。さらに2回に金子銀佑(3年・早稲田実)のリーグ戦初本塁打などで5点を奪うビッグイニングを作り、試合の主導権をしっかりと握った。
 この援護に先発の左腕・早川隆久(3年・木更津総合)も「ストレートの精度など課題はまだある」としながらも、安定した投球で7回4安打1失点にまとめた。早大打線は中盤以降も早川の高校の1年先輩である檜村の2ラン本塁打などで着実に得点を重ね、17安打で13点を奪い大勝。新体制で迎えたシーズンの好発進に成功した。
 前日に大学時代の恩師である石井連藏元監督の墓前に「いよいよ始まります」との報告に行ったという小宮山監督。初戦の出来については「全員に“よく頑張った”と言ってあげたいです」と選手たちを称えた。

1学年下の清宮幸太郎(日本ハム)らとともに早稲田実の躍進を支えていた金子の存在感が大学でも増していきそうだ

■東京大vs早稲田大1回戦
東大 000000100=1
早大 15101230X=13
【東】●小林大、坂口、奥野-大音、水越
【早】○早川、田中星、柴田-小藤
本塁打:早大・金子《2回2ラン》、檜村《6回2ラン》

◎早稲田大・小宮山悟監督
「早川はあの1球(タイムリーを許したボール)だけ悔やまれますね。反省しろとは言わないですが、本人も“もったいなかった”と思っていることでしょう。金子と檜村は高い能力を持っているので予想通り。頼もしいですね。OBの方々に“自分たちが学生時代に思い描いていた野球”をお見せできるようにしていきたいです」

◎早稲田大・加藤雅樹主将(4年・早稲田実)
「4年生で繋いで先制できたことが大きかったです。(小宮山監督からは)スキのない野球を自分たちで考えて動いてやって欲しいと言われているので、それを目指していきたいです」

昨年の甲子園で主将として春夏連覇に導いた中川卓也(1年・大阪桐蔭)だったがデビュー戦は無安打に終わった


文・写真=高木遊