花束を持って記者会見に登壇した大会アンバサダーのアンガールズ田中卓志(写真右)2019年3月28日、eスポーツシーンの新たな展開が発表された。株式会社テレビ東京と株式会社電通は、国内最大級の高校対抗eスポーツ大会 「Coca-Cola ST…

花束を持って記者会見に登壇した大会アンバサダーのアンガールズ田中卓志(写真右)

2019年3月28日、eスポーツシーンの新たな展開が発表された。

株式会社テレビ東京と株式会社電通は、国内最大級の高校対抗eスポーツ大会 「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2019(読み:ステージゼロ イースポーツ ハイスクール チャンピオンシップ)」を開催する。28日、「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2019」概要発表会見が(東京六本木)テレビ東京社屋で実施された。

テレビ東京開局55周年事業の一つとしてスタートする「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship」は、eスポーツ競技の発展と世界で活躍する日本人選手の輩出を目指し、全国さまざまなパートナー と協力して立ち上げる国内最大級の高校対抗eスポーツ大会だ。 

試合ゲームタイトルには、世界中で人気を集める3タイトルが採用されている。「CLASH ROYALE(クラッシュ・ロワイヤル)」、「Fortnite(フォートナイト)」、 「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)」、採用された3タイトルはいずれも世界中で絶大な人気を集め、eスポーツ国際マッチでも採用されるゲームタイトルだ。

さらに「クラッシュ・ロワイヤル」優勝チームには『クラロワリーグ アジア』シーズン2プレイオフにご招待&プロ選手とのエキシビションマッチ対戦に参加できるほか、「リーグ・ オブ・レジェンド」優勝チームには、海外での「リーグ・オブ・レジェンド」アクティビティツアー招待といったご褒美も用意されているようだ。優勝賞品や大会概要など詳細については、大会WEBサイトで確認できる。

未来を担う新たな才能を発掘し、その魅力を日本中に広げたいと考える各社がタッグを組み、全国の高校生が頂点を目指せる大会を立ち上げることで今後、永続的に開催される大会としてeスポーツシーンがさらに盛り上がる。会見場には、STAGE:0大会アンバサダーを務めるアンガールズ田中卓志も花束を持って登場。

田中は「高校生という時代に熱中してやれるものがあるのは、いい。それがゲームなら是非大会へ参加してほしい。僕らも応援します!」と熱い想いを公言した。「ミスター30時間」ことアンガールズ田中卓志は、毎回30時間に渡るeスポーツトレーニングが功を奏し、Web配信番組「卓志ぃぃeeeee!」での飛躍も話題だ。

そんな田中の躍動ぶりについて最も気にしている人物が、有吉弘行らしい。田中は「大会アンバサダーの件は、有吉さんに言ってない!事後報告になるよ、やばいよ!」と発言し、会見場のメディアを沸かせた。

会見当日には、株式会社テレビ東京専務取締役/田村明彦氏らも登壇し、大会への想いを語った。大会プロジェクトパートナーである株式会社サードウェーブ取締役副社長/榎本一郎氏もコメントし、高校生へのノートPCなどの無償レンタルなどeアスリートを応援する大胆な取り組みも発表した。

高校生eアスリートに大胆な支援を考案した榎本氏

会見場に足を運んだ筆者から個人的な見解で申し訳ないが「高校生」として過ごす三年間は、中学生や大学生とは大きく違い、様々なことにチャレンジするための時間が充分ある。勉強や部活はもちろん、アルバイトや趣味に打ち込むことも可能だ。その選択肢の一つに「eスポーツ」が存在する。

「ゲームばっかりしてないで、勉強しなさい!」と親御さんからのプレッシャーに悩む、現役高校生は多いだろう。そんな高校生eアスリートに向けて、スポーツブル記者からメッセージをお願いしたところ、榎本氏は笑顔で高校生eアスリートを後押しした。

「いろんなことをチャレンジしてその中でeスポーツもチャレンジの一つとして選んでもらおうと思います。もちろん勉強も頑張ってください!(榎本氏)」

夏休み期間中に(千葉県浦安市舞浜で)決勝大会が予定されている「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2019」 、エントリーは本日3月27日からスタート。我こそは、という高校生eアスリートに門徒は開かれた。高校生活の春休みという時間を有効活用するべく、腕試しにピッタリの季節。この嬉しいニュースと共にスポーツブルは、全てのeアスリートのチャレンジをこれからも応援し続ける。

取材・文 / スポーツブル編集部