10月1日、台風によって2日順延されていた法大と慶大の勝ち点2同士の首位攻防戦が行われ、慶大が2対1で先勝した。

 攻撃の口火を切ったのは法大だった。先頭の宇草孔基外野手(3年・常総学院)がセンター前の当たりで快足を飛ばして二塁まで進む。その後2死満塁とすると川口凌内野手(4年・横浜)のレフト前へのタイムリーを放って法大が先制。だが本塁を狙った二塁走者を柳町達外野手(3年・慶應義塾)が好返球で刺して、慶大が2点目を防いだ。

これで慶大先発の左腕・高橋佑樹投手(3年・川越東)は「自分の調子に関係なく試合は進んでいくので、粘り強く行きました」と立て直し、粘りの投球を見せる。すると内外野の守備陣が好守を連発。5回表には中村健人外野手(3年・中京大中京)がライトフェンスを恐れることなくジャンピングキャッチ。さらに流れが良くなると、その裏に7番の伏兵・小原和樹内野手(3年・盛岡三)がレフトスタンドに飛び込む逆転2ランを放った。
このリードを6回・7回と高橋佑樹が無安打に抑えると、8回からは高橋亮吾投手(3年・慶應湘南藤沢)が最速149km/hのストレートと縦に落ちる変化球などを上手く駆使して、法大打線に反撃を許さず。
少ないチャンスで得点し、鉄壁の守備で守り抜いた慶大が見事に競り勝った。


粘りの投球で7回4安打1失点に抑え今季3勝目を挙げた高橋佑樹


★法政大vs慶應義塾大1回戦
法大 100000000=1
慶大 00002000X=2
【法】●三浦、石川、朝山-中村浩
【慶】○高橋佑、高橋亮-郡司
本塁打慶大・小原(5回2ラン)
※慶大1勝

◎慶大・大久保秀昭監督
「(小原の本塁打は)奇跡です(笑)でも練習から良い当たりをしていたので期待はしていました。その前の守備もよくやってくれましたし、投手も粘って2点目を防いでくれました」

◎慶大・高橋佑樹投手
「調子は悪く7回4安打の内容ではなかったと思います。野手にファインプレーが何度もあって助けられました。(相手の3,4番の向山・中山を無安打に抑え)長打は怖いが、ベストボールを投げるだけでした。得意のスライダーにカットボールやチェンジアップも交えて、郡司が的を絞らせないリードをしてくれました」


守備でも再三の好プレーを見せた小原


球速がグングンと上がってきた高橋亮吾が8・9回を無安打に抑えて試合を締めた


文・写真=高木遊