今秋開催へ向け、本格始動した「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」。2018年8月26日に西日本選考会が行われ、9月1日には東日本選考会が大波乱ののち終了した。

東西選考会には、野球メディア、スポーツ媒体のみならず、地上波の情報番組も取材に訪れ、多くのメディアが壮絶な戦いの様子を見守っていた。

11月の「eペナントレース」開幕に向け、私達が慣れ親しんだ人気野球ゲーム「パワプロ」は、壮絶な戦いが繰り広げられるeスポーツとして新たな歴史を刻み続けている。

多くのメディアが今秋のe BASEBALLに注目

先日行われた「eBASEBALL パワプロ・プ ロリーグ」プロテスト東西選考会では、多くのeアスリート達がプロの壁を体感したようだ。「スポーツブル」では、選考会を前に5名のeアスリートに着目し、戦いの様子を追った。

8月26日の西日本選考会では上位入賞を果たした、さんらいく選手、てぃーの選手がコメントを残してくれた。彼らの戦評は、既にプロの世界を見据えている様子が印象的だった。

例えば、さんらいく選手。

選考会までのスケジュール調整やトレーニングの様子を振り返り、学業との両立というハードな局面に立たされたという。

 

「課題は、山積みです。」

 

持ち前の笑顔で選考会の荒波をするりと乗り越えるも、プロの厳しさにも警戒をみせる。コントローラーやモニターの環境、いまだかつてない選考会の規模、自身の変化にも敏感だ。

 

てぃーの選手も同じように、課題を口にした。

 

「メンタルですね、自分は。」

 

ここぞという大一番にメンタルが邪魔をしがちだという、てぃーの選手。プロ化に向けて、己の技術とともに磨きをかけるべく、精進しているようだ。彼らにとって、大好きな野球ゲームだった「パワプロ」は、もはや一心同体となり、選手達の背中を押してくれる存在に変化していた。

 

東日本選考会では、ケーバック選手が2位通過となり、悔しさをにじませた。

負けず嫌いの彼は、しきりに「悔しいんですよ、本当に。」と繰り返しながら「いま、こうして選手同士でも普通に話してますけど、今すぐにパワプロやりたい位です。」とも感情表現していた。この大波乱こそ、選考会ならではといった光景なのかもしれない。

 

そんな中、ひときわ落ち着きをみせていたのは、2017年のパワプロ覇者・マエピー選手だった。

 

「過去の大会経験を踏まえて、あえて冷静に選考会の日を迎えました。」

 

もはや、彼にとって「準備」というキーワードは愚問なのかもしれない。プロを見据え、パワプロの未来に向かい、静かなる闘志を燃やし続けている。その堂々たる風貌は、パワプロ愛に満ちている。

 

プロダクション人力舎所属のeアスリート芸人、m.o.m.o選手は接戦の末、壮絶なプレーオフを戦い抜き、首の皮一枚で面接の切符を手にした。プレーオフでピンチに立たされた時の心境を尋ねたところ、こんな答えが返ってきた。

 

「あー、終わったって思いました。甘かったなって。」

 

運も味方に、ここまで上り詰めたm.o.m.o選手。下克上の目論見は、彼自身が叶えてしまうかもしれない。大勢のメディアに囲まれながらも、変わらぬキャラクターがピリついた選考会場を和ませてくれる。全力疾走で一気に駆け上がるプロへの道は険しいものの、m.o.m.o選手の奮闘に注目せずにはいられない。

画像手前:m.om.o選手が強打に悶絶した瞬間 東日本選考会の一コマ

西日本・東日本選考会を終えた選手達は、9月13日(木)のプロテスト合格者発表を待つことになる。そして、9月29日(土)には「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」eドラフト会議が開催され、1球団3名のプロ野球eスポーツ選手、12球団合計36名が登録される。

今秋開幕のペナントレースを前に、盛り上がりをみせる「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」。

東日本選考会・西日本選考会を通過したeドラフト会議出場候補選手の中から、eドラフト会議に進出する“eドラフト候補生“ は後日決定発表される。今後の展開からも目がはなせない。

 

取材・文/ スポーツブル編集部

東日本選考会は東京六本木KONAMI本社で開催された