◆プロボクシング三大世界戦▼WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 正規王者・堤聖也―暫定王者ノ…

◆プロボクシング三大世界戦▼WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 正規王者・堤聖也―暫定王者ノニト・ドネア ▼WBA&WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座統一戦12回戦 WBA王者・高見亨介―WBO王者レネ・サンティアゴ ▼WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマット12回戦 王者アンソニー・オラスクアガ―同級4位・桑原拓(17日、東京・両国国技館)

 トリプル世界戦の会見が15日、都内のホテルで行われた。統一戦を行うWBA世界ライトフライ級王者・高見亨介(23)=帝拳=は「コンディションはいい。前にも言ったが、4ラウンドKOという気持ちに変わりはない。有言実行でいきたい」と改めてKO決着を予告した。

 2つ目のベルトをかけて戦うWBO世界同級王者のレネ・サンティアゴ(33)=プエルトリコ=は、3月に同門の先輩・岩田翔吉を判定で破り王座を獲得。フットワークを使い、相手に的を絞らせないスタイルを披露したかと思えば、前に出て打ち合いを挑むなど攻撃の幅は広い。やりづらい相手となるが、「自分は戦うプランを決めていない。相手と向かい合ってから決めていく。どんなタイプの相手でも、対応できるだけの練習はした」とぬかりはない。

 壇上には自らの持つWBAの黒と、サンティアゴの持つ赤いWBOの2つのベルトが飾られた。「WBOのベルトを見て『(岩田)翔吉くんが持っていたんだなぁ』と思った。海外の選手にベルトが渡っていい気はしない。日本人として、同じジムの仲間として、帝拳ジムにベルトを取り戻したい」と敵討ちに燃える。減量も残り2キロとなり計画通りだという。

 一方、3月の岩田戦に続き2戦続けての日本での試合となったサンティアゴは「コンディションは100%。リングに上がってグレートなファイトを見せる」とこちらも王座統一へ自信を見せた。

 戦績は高見が10戦全勝(8KO)、サンティアゴは14勝(9KO)4敗。