◆第77回阪神JF・G1(12月14日、阪神競馬場・芝1600メートル、良) 2歳女王決定戦に18頭が出走し、2番人気の…

◆第77回阪神JF・G1(12月14日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)

 2歳女王決定戦に18頭が出走し、2番人気のスターアニス(牝2歳、栗東・高野友和厩舎、父ドレフォン)が最後の直線で外から力強い脚で伸び、G1初勝利を飾った。松山弘平騎手は同レース10度目の挑戦で初勝利。高野調教師は安田記念、マイルCSをジャンタルマンタルで勝っており、今年3度目のJRA・G1勝利とした。2023年にアスコリピチェーノがマークしたレースレコードの1分32秒6と、同タイムだった。

 同馬は2012年セントウルSなど重賞を2勝したエピセアロームの娘。前走の中京2歳Sでは首差2着になっていた。今回は4戦目で初めてのマイル戦だったが、克服してビッグタイトルを獲得した。

 4番人気のギャラボーグ(川田将雅騎手)が2着。6番人気のタイセイボーグ(西村淳也騎手)が3着だった。

 松山弘平騎手(スターアニス=1着)「すごくうれしい気持ちと本当に感謝の気持ちです。前走で負けてしまったんですけど、こうしてまたチャンスをいただいて、こんなに強い馬に乗せていただいて、本当に感謝ですし、もう一度頑張ってくれた馬に本当に感謝したいです。前走は1400メートルを経験してましたし、その時からマイルは大丈夫だなと思っていました。跳びが大きい馬ですので、雨が降らなければいいなと思っていましたが、運も味方してくれたと思います。手応えも良かったですし、追い出しも少し我慢するくらい余裕があって、本当に強かったと思います。来年は桜花賞が目標になると思うので、とにかく無事にいって欲しいですし、またコンビを組むことができたらうれしいなと思います」