巨人・阿部慎之助監督(46)が7日、静岡・熱海市内で開催された中大野球部若手OBによるゴルフコンペに参加。秋季キャンプ…
巨人・阿部慎之助監督(46)が7日、静岡・熱海市内で開催された中大野球部若手OBによるゴルフコンペに参加。秋季キャンプで徹底した走塁への意識改革を来春のキャンプでも継続することを明言し、来季は阪神に匹敵する走塁技術の向上を目標に掲げた。
今季は猛虎に独走Vを許しての3位に終わった阿部巨人。命運を分けた要素の1つが走塁への意識の差だ。阿部監督は来春のキャンプに向けて「(24年は)暴走族になれ!って言ったが、それぐらい(選手へ)言ってあげた方がいいのかなと。そこ(走塁への意識)は再徹底して」と話した。
その強化策として「自分で行かせてくださいと言ってきた。積極的に(投手のクセを)盗む作業をしてくれれば」と、今季は打撃部門だった亀井外野守備兼走塁コーチに、来季の一塁コーチを任せるプランを明かした。
侍ジャパンのコーチも務める亀井コーチは11月の韓国戦を経て「阪神の選手は(走塁の)意識が高い」と実感。まずは今季は約57%だった盗塁成功率を70%以上に引き上げることを目標に掲げた。
「阪神はそれぐらいいっている(今季成功率約71%)」と亀井コーチ。各チームで選手の走力差はあるため、数ではなく確率を高めて得点機を増やす考え。盗塁だけでなく「もっと打球判断なども高めないと」と次の塁を狙う徹底した走塁への意識改革で、猛虎に対抗する攻撃力を身に付けていく。