阪神・糸原健斗内野手(33)が18日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、来季の巻き返しを誓った。1500万減の…
阪神・糸原健斗内野手(33)が18日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、来季の巻き返しを誓った。1500万減の推定5500万円でサインし、「本当に自分がやるだけだと思っているので。来年しっかり活躍できるように、一生懸命、がむしゃらに頑張るだけです」と不退転の覚悟をにじませた。
昨オフは国内FA権を行使せず、単年契約で阪神に残留。今季は61試合の出場で打率・203、0本塁打、4打点。主に代打で2年ぶりのリーグ優勝に貢献した。味方の走塁ミスにより、安打が凡打となる不運が2度あったが、とても納得できる数字ではない。
「シーズンを通しても自分の成績は全然ダメだった。最後(ポストシーズン)もベンチ外だったり出場がなかったので悔しい1年になりました」
交渉の席で球団からは「来年頑張ってほしい。代打で、ここ一番のところで活躍してほしい」とハッパをかけられた。速球派ぞろいのセットアッパーや守護神を打ち崩すため、今オフは動体視力の強化に取り組む。
「もう体作りとか言っているアレじゃない。代打を想定して、しっかり1球で仕留められる練習をするしかない。そういう目のトレーニングと、打ち込みをしっかりやっていきたい」。来年は節目のプロ10年目。本来の勝負強さを取り戻し、もうひと花咲かせる。