オリックスからドラフト3位で指名された健大高崎・佐藤龍月投手(18)が14日、群馬・高崎市内のホテルで契約金5000万円…
オリックスからドラフト3位で指名された健大高崎・佐藤龍月投手(18)が14日、群馬・高崎市内のホテルで契約金5000万円、年俸500万円(金額はいずれも推定)で仮契約を交わした。
色紙に力強く記した「感謝と覚悟」の文字。その横には、好きなアーティストに考えてもらったというサインを添えた。中学3年時から変わらぬサイン。「あの時は遊び半分だった。でも、今は自信を持って書けるようになりました」と、照れくさそうに笑う。
昨夏のトミー・ジョン手術から復活を遂げた左腕。「どの家族よりも一番支援してくれたと思う。トミー・ジョン手術の時も、両親もすごくつらい気持ちになる時期だったと思うが、背中を押してくれて。そのおかげで復帰できた」と、両親への感謝の言葉を紡いだ。「一番どん底に落ちた時期からはい上がれた。どんな逆境にも負けじと対抗できる精神は身につけられた」。その経験を自信に変える。
「いつかは背番号18をつけられるように」と指名あいさつで語った佐藤。憧れの宮城大弥投手(24)のように-。「チームを勝たせられるピッチャーになりたい。2年目までには(年間で)10勝したい」と、目標は明確だ。「球団が日本一になるために全力で、自分の体をかけて活躍したい」。感謝の思いと強い覚悟を持って、プロの世界に飛び込む。