交流重賞3勝のアーテルアストレアの半弟となるアーレムアレス(牡2、栗東・橋口慎介厩舎)が、日曜京都9Rの黄菊賞(2歳…

 交流重賞3勝のアーテルアストレアの半弟となるアーレムアレス(牡2、栗東・橋口慎介厩舎)が、日曜京都9Rの黄菊賞(2歳・1勝クラス・芝2000m)で2勝目を狙う。

 アーレムアレスは父ハービンジャー、母スターズインヘヴン、母の父ワークフォースの血統。半姉のアーテルアストレアは23年のレディスプレリュード、24年のクイーン賞、スパーキングレディーCの勝ち馬。近親には18年のマーチSを制したセンチュリオン、15年の中山大障害で2着のエイコーンパス、24年の武蔵野Sで2着のカズペトシーンなどがいる。馬名の意味由来は「黄金+ギリシャ神話に登場する戦神」。23年のセレクトセール当歳において2100万円(税抜)で取引された。

 ここまで2戦1勝。7月に函館芝1800mで圧巻のデビュー勝ち。続く札幌2歳Sは大きく出遅れて万事休すといった感じだったが、長く脚を使って0秒5差の4着に奮闘した。当然ながらゲートは課題となるが、ポテンシャルは一級品だ。

 今回は自己条件とあって、当然ながら本命級の支持を受けるだろう。再び重賞戦線に打って出られるかどうか、今後を左右する大事な一戦。姉の主戦を務めた菱田裕二騎手とのタッグ継続で、しっかりと2勝目をつかみ取ってほしい。