ソフトバンク浜口遥大投手(30)が11日、今季限りでの現役引退を公表した。福岡・筑後市のファーム施設を訪れ、チーム関係者…

ソフトバンク浜口遥大投手(30)が11日、今季限りでの現役引退を公表した。福岡・筑後市のファーム施設を訪れ、チーム関係者にあいさつを行った後に「このたび、現役を引退することを決めました。9年間プロ野球界で生活して、本当にいろんな経験を横浜ベイスターズでもホークスでも2球団でできて感謝しています。本当にありがとうございました」と話した。

浜口は昨年12月にDeNA三森との交換トレードでソフトバンクに加入。先発と中継ぎの両輪での活躍が期待されたが、今年4月に国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受け、同時期に左肘関節クリーニング術も受けた。夏場に実戦復帰も、度重なる故障で1軍未登板。10月27日に球団から来季の契約を結ばない旨を通達されており「考える時間も少し作って、いろんなことを考えました。いろんな方にも相談させていただいたりする中で、やっぱり自分1人だけの人生じゃないですし、ひとつここが区切りなのかなという気持ちが芽生えていったのもあった」と決断理由を明かした。

16年ドラフト1位でDeNAに入団し、独特の軌道で沈むチェンジアップを駆使して1年目の17年には10勝を挙げた。NPBでの現役続行を希望していたが、熟考の末にユニホームを脱ぐ。今後については「ゆっくり考えていければなと思います」と話した。