<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇7日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇ペア・ショート…

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇7日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇ペア・ショートプログラム(SP)

“ゆなすみ”こと長岡柚奈(20)森口澄士(23)組(木下アカデミー)が、自己ベストを5・25点も更新する71・52点をマークし、4位発進となった。

冒頭から、強みとするリフトで流れをつかむと、2人横並びで跳ぶ3回転ループをそろって成功。スロー3回転サルコーも決めてノーミスの演技を披露。演技後には笑顔でハイタッチし、充実感を漂わせた。

長岡「自己ベストを5点も更新できて、エレメンツでも39点ほどいただけて、スケーティング・スキルとかもすごい高く評価していただいて。今まで以上に点数をいただけたので、今は本当に、すごいうれしい気持ちです」

森口「(全ての要素が加点となり)ツイストからスロー、ジャンプまで(印象的だった)。ツイストも、しっかりいい流れで決まって、ジャンプも2人ともキレイに決められて、スローもしっかり高さも出せたので、すごく良かったかなと思います」

9月のミラノ・コルティナ五輪最終予選では合計188・66点の3位となり、日本のペア出場2枠目を獲得。五輪ペアで日本勢史上初となる複数組派遣を実現させた。

結成3季目で臨んだ3度目の舞台。前日6日に行われた練習後には、森口は「3年連続出場できているのを誇りに思って、NHK杯を楽しみたい」。長岡は「良い演技をして、観客のみなさん、ジャッジのみなさんに驚いていただきたい」と息巻き、自信をのぞかせていた。

フリーは8日午後2時開始予定。長岡は「リバースラッソー(リフト)が(レベル)3で落としていたので(最高は4)。そういうところも、しっかりレベルを取れるようにチェックして。明日は明日で、また違う試合という気持ちの切り替えをしっかりして、いい自信を持って挑んでいけたらなと思います」と意欲的に語った。