首位快走の原動力に■広島 7ー1 中日(15日・マツダスタジアム) カープ打線の勢いが止まらない。15日に本拠地マツダスタジアムで行われた中日戦では12安打で7得点と快勝し、首位を走る。中でも3打点を挙げた主砲・末包昇大外野手は驚異の得点圏…

首位快走の原動力に

■広島 7ー1 中日(15日・マツダスタジアム)

 カープ打線の勢いが止まらない。15日に本拠地マツダスタジアムで行われた中日戦では12安打で7得点と快勝し、首位を走る。中でも3打点を挙げた主砲・末包昇大外野手は驚異の得点圏打率.600を誇る。ついに覚醒した主砲候補に、ファンからは「得点効率変わりすぎ」「得点圏の鬼」と驚く声が上がっている。

「4番・右翼」で先発出場した末包は初回、2死一塁から先制打となる右への適時二塁打。勢いは止まらず3回1死二、三塁から詰まりながらも右前適時打で2点を追加。4回にも安打を放ち、この日は4打数3安打3打点。14打点でリーグ単独トップに立ち、打率.356と絶好調だ。同じく「3番・三塁」で先発出場した小園海斗内野手も打率.424で首位打者争いをリードする。

 広島は昨季、チーム打率と本塁打がリーグ最下位と貧打に苦しめられ、終盤の失速につながった。今季も開幕前に坂倉将吾捕手、開幕直後にはエレフリス・モンテロ内野手と秋山翔吾外野手が負傷離脱するなど誤算があった。

 しかし、今季は15試合を終えて60得点でリーグトップ。絶好調の打線にSNSでは「今年のカープ違うぞ」「どうなってんだ? カープ打線、最高じゃねーか!」「どうした、カープ打線(歓喜)(困惑)」「小園末包神すぎる」「得点圏の鬼末包、もうバットじゃなくて棍棒振ってるだろ」「末包得点圏で一生打ってて笑う」と大盛り上がりとなっている。

 待望の主砲候補が打線の中心に座る今季の広島。昨年の雪辱を果たす戦いへ最高のスタートを切った。(Full-Count編集部)