伊原は即戦力左腕として期待されている(C)産経新聞社 阪神はここまで13試合を戦い、6勝6敗(1分け)でリーグ2位につけている。 投手出身の藤川球児監督の投手起用も注目を集める中、新たな勝負手の行方が注目されている。【関連記事】阪神ドラ1左…
伊原は即戦力左腕として期待されている(C)産経新聞社
阪神はここまで13試合を戦い、6勝6敗(1分け)でリーグ2位につけている。
投手出身の藤川球児監督の投手起用も注目を集める中、新たな勝負手の行方が注目されている。
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開幕からブルペンで存在感を発揮していたドラフト1位左腕の伊原陵人(NTT西日本)が今度は先発起用となることを藤川監督が明言したとスポーツ紙に報じられている。
即戦力左腕として期待されている伊原は開幕からここまで無失点リレーを続けている。
伊原はオープン戦でも先発登板を行っているが、開幕はチーム事情からブルペンでスタートを切った。
3月30日の広島戦(マツダ)で2回1安打無失点の内容でプロデビューを飾ると、今季初の伝統の一戦となったGT対決、4日の巨人戦(東京ドーム)でも8回から2番手として登板。
6点リードの8回からマウンドに上がると先頭のオコエ瑠偉に全球ストレートで空振り三振を奪うと、若林楽人にもストレートで詰まらせ、三ゴロに打ち取る。最後はトレイ・キャベッジをスライダーで泳がせ、投ゴロで三者凡退とパーフェクトピッチングを見せた。
ここまで登板6試合無失点。球の出所が見にくいとされるコンパクトなフォームから切れのある直球にカットボール、カーブなど緩急を交えて、打者をしっかり封じ込めてきた。
また、落ち着いたマウンドさばきも注目されている。救援として緊迫した場面で登板しても、一定のリズムを崩さず、ここまで6試合で許した安打はわずか2、与四球も2と非常に安定している。
ファンの間でもネット上では「いつ出ても安定している」「本当にルーキー?」「どんな活躍を見せてくれるのか」と声があがるなど、期待が高まっている。
チームではすでに20歳左腕の門別啓人も勝ち星をあげており、新たな左腕王国へのろしを上げるか。今週末の広島戦の登板内容も話題を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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