リーグ連覇中のJ1神戸は14日、第12節・川崎戦(16日・ノエスタ)に向けて神戸市内の練習場で公開練習を行った。 今季初の連勝が懸かる一戦だ。FW宮代大聖にとってはU―10から下部組織で育ち、トップチームに昇格。期限付き移籍を経ながら20…

 リーグ連覇中のJ1神戸は14日、第12節・川崎戦(16日・ノエスタ)に向けて神戸市内の練習場で公開練習を行った。

 今季初の連勝が懸かる一戦だ。FW宮代大聖にとってはU―10から下部組織で育ち、トップチームに昇格。期限付き移籍を経ながら2023年シーズンまで在籍した古巣との対戦になる。今季、長谷部茂利氏に監督が代わり、現在3位につけている川崎に「もちろん技術もあって攻撃面では相手の動きを見ながらボールを回せる。守備もしっかりオーガナイズされていて、堅くて得点力もある非常にいいチームだと思う」と分析。要注意な選手を問われ「全員じゃないですかね。みんなが点を取っていると思うし、誰を抑えたらいいというのも多分ない」と明かして警戒を強めた。

 攻撃では、新加入のFWエリキのコンビネーションがさえ渡っている。3月16日の第6節・湘南戦(レモンS)にてスルーパスで移籍後初ゴールをアシスト。12日の前節・東京V戦(味スタ)でも、宮代から左前で待つエリキへつながった後に決勝点が生まれた。「お互い目も合いますし、左と右で距離感が遠かった部分はあったが、エリキから自分にパスを通すこともありますし、自分からエリキに出すこともあった。会話が極端に多いわけではないが、感覚的な部分ももちろんあると思うし、味方を生かしながらというプレースタイルも合っているのかなと思う」と手応えを明かす。開幕は負傷で出遅れ、自身に今季まだゴールはないが「しっかりとプレーし続ければ結果はついてくるという自信はある。そこはやり続けるしかない」と焦りはない。自分の役割を全うし、古巣から勝ち点3を奪う。